にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - プライム・ターゲット(2016)

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プライム・ターゲット

★★★☆☆

 

【あらすじ】

ベルギー首相が犯罪グループによって家族を人質に取られて、突きつけられた解放条件が「会談でやってくるアメリカ大統領を、首相の手で暗殺すること」。ついでに補佐官の女性も巻き込まれて、一体どうする〜!?な、話

 

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【感想】

この設定…絶対にありえなさすぎる!!という話ではあるんだが、「24」やら「バンテージポイント」やらでおなじみの「犯罪グループ用意周到すぎワロタ」が見れるのは割と嬉しい。どうあがこうとも先読みされて潰されて退路が無くなっていく展開はなかなかスリリングで最後まで飽きさせずに見せてくれるのは◯。かなり胸糞悪いけど予想を大胆に裏切る展開も用意されてたし。でも、なんと言っても最初のあらすじの時点で勝利といってもいいと思う

 

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ただ、お察しの通り、徹頭徹尾セキュリティが「無」過ぎるのはやはり気になった…。首相の自宅、国会議事堂内部のテラス、官邸のトイレ、などなど、警備が一切なく普通に首相が見張りの悪人にボコられたりして、その辺は「セキュリティがない世界線なのかな?」と覚悟して見た方がいいと思いました。あと、中盤で登場する、犯罪組織のグルであることが一発で分かる極悪人の顔つきをしてる米国側の警備隊長に助けを求めようとしたところは笑ってしまった。こんなボス猿みたいな奴、どう見ても悪だろ!

 

【予告】

映画感想 - 最後の追跡(2016)

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最後の追跡

★★★★☆

 

【あらすじ】

特定の銀行の支店に計画的に強盗しまくる兄弟と、それを追う定年間近のレンジャーの話

 

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【感想】

脚本を務めたテイラー・シェリダンはかなり渋めでアメリカの闇をえぐるようなストーリーテリングに定評がある通り、白人と先住民の関係性、テキサスに流れる独特の空気などを緻密に描いていて地味ながらかなり引き込まれてしまったな…。弟役のクリス・パインはかなり良いキャラをしていて、小汚さもまたイケたメンに磨きがかかっていた。いや汚くてもイケメンってなんなんだ。あとレンジャーのジェフ・ブリッジスも正義を全うしようとする姿勢が良かったよ

 

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ところで、テキサスって現代もこんなに手付かずで無限の地平線が広がってるの?同じくネトフリオリジナル映画「カーゴ」でもオーストラリアの平原の広さが印象に残ってるけど、街も背が低い建物ばかりで牧歌的な雰囲気が脚本の渋さとの対比があったね

 

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強盗のドサクサに紛れてクリス・パインが腹を撃たれて患部を粘着テープで止血してたんだけど、この前の「スカイスクレイパー」でもロック様の相棒みたいに粘着テープが活躍していた。つまり粘着テープが出る映画はかなりの確率で面白いということになる

 

【予告】

映画感想 - ハロウィン(2007)

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ハロウィン

★★★★☆

 

【あらすじ】

家族をほぼ全員殺害して精神病院に収容されたやばすぎる少年マイケル。収容所でルーミス医師がマイケルとのコミュニケーションを図るがそのまま改善されることなく15年が経過。お面をかぶって顔を決して見せないマイケルだったが突然暴走し収容所を脱走した。その目的は、唯一の家族である妹ローリーと会うことだった…

 

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【感想】

殺人鬼VS一般市民の殺戮鬼ごっこゲーム「Dead by Daylight」にハマっており、ゲーム内コラボでマイケルが操作できるっちゅうので鑑賞。オリジナル未見なのはご容赦ください。しかしこれめちゃめちゃおもろいっっ!怖い!強い!このゲームやるまでほぼ知らなかったのが恥ずかしいくらい!

 

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子供の頃に家族ほぼ皆殺しにして15年精神病院にぶち込まれていたマイケルが脱走し、ハロウィンの夜に惨殺を繰り返す話で、とにかくマイケルが神出鬼没でこんなにデカイのにほぼ誰にも気付かれずに家に入り込みぶち殺しまくってくれるのはかなりスカッとしたな。殺しのバリエーションも喉一撃切り裂き、バット連続殴打、ナイフ滅多刺し、水責め、セックス中のカップルを計3組襲う(多い!)など、かなりバラエティに富んでて殺戮のお歳暮みたいな感じで楽しい。唯一の家族を執拗に追い込んで愛情を表現しようとするももはや後戻りできないほど人格が狂ってしまったのでそれも伝えられず…なところも情緒があって少し切なかった

 

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マイケルの過酷な幼少期をかなり丁寧に描くことで殺人鬼としての成り上がりもスッと入ってきて、最後まで面白く見れました。マイケルのレベル上げるぞ〜

 

【予告】

 

【Dead by Daylight関連】

 

映画感想 - エルム街の悪夢(1984)

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エルム街の悪夢

★★★☆☆

 

【あらすじ】

女子高生のナンシーは毎晩殺人鬼フレディの夢にうなされていた。悩みを打ち明けると、友達も同じような夢を見ていたらしい。このままでは襲われて殺されてしまう…どうする?

 

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【感想】

「Dead by Daylight」でコラボキャラとしてフレディが操作できるので、鑑賞。かなり昔に見たから若いジョニデがベッドに吸い込まれて血が吹き出すあのシーンしか覚えてなかったな

 

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夢の中で襲いかかってくるという設定は80年代で考えるとかなり新しく、鮮烈なデビューとなってたね。睡眠は絶対に必要なのに、寝ると確定で夢に出てくるという怖さ…お見事です。殺し方もなかなかバラエティに富んでおり、特に最初に腹を引き裂かれて殺されるティナは今でも通用するほどすごいと思った

 

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ナンシーに固執しまくる理由が薄いのがやや気になった(理由なき無差別殺人と考えたほうがいいかね)のと、散々追いかけ回して超至近距離なのに爪を全然使わなかったり、ハンマーが土手っ腹に当たったり薬品かけられて燃やされたり、なかなかお茶目な点は気になるを通り越して愛嬌すら感じてしまった。これが長く愛される理由…?続編はさらにコミカルなキャラになるらしいけど、まあ…見なくていいかな。2010年度版のリメイクは面白いのかな?

 

【Dead by Daylight 関連】

11年ぶりにこっちも見たので追記しています

映画感想 - 死霊館のシスター(2018)

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死霊館のシスター

★★★★☆

 

【あらすじ】

1952年、ルーマニア修道院でシスターが自殺。不可解な点が多いので不思議ハンター神父と、シスター見習いアイリーンが謎を解き明かしていく。しかし雰囲気がやばすぎる当の修道院には、恐るべき秘密があった…

 

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【感想】

死霊館ユニバースの最新作で1950年代までさかのぼって悪魔ヴァラク誕生が描かれるスピンオフ。禍々しすぎる修道院を舞台にこれでもかとビビらせを畳み掛けてくるえげつない構成は一周回って笑えてくるほどのインパクト。悪魔が見せる幻覚や黒装束のシスターはマジで恐ろしい上、ここで来るか?というタイミングの裏をかきまくるビビらせはもはや芸術の域。怖いよ!!

 

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そしてその「黒」と対比するように「白」装束に身を包んだシスター・アイリーンによる八面六臂の活躍が熱い熱すぎる…。脇を固める不思議ハンター神父とでかい十字架を担いで酒場まで逃げ込んじゃう地元の若者も加わる激アツの聖戦はテンションの上がったな〜。アイリーン役のタイッサ・ファーミガさんもかなりカワイイし、死霊館シリーズのロレイン役のヴェラ・ファーミガさんの実妹というキャスティングもよいよね。

 

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おきゃわの権化。そしてタイッサさんといえば、2015年の「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」でも主演を務めてて、そっちも死ぬほど面白いのでオススメです

 

【予告】

 

【タイッサさん関連】

めちゃんこ面白い

映画感想 - クワイエット・プレイス(2018)

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クワイエット・プレイス

★★★★★

 

【あらすじ】

音を出したら死んでしまう世界になってしまい、ほぼ滅びてしまった世の中。アボット家は家族で力を合わせて音を出さない静かな生活を心がけていた。手話で会話し、道に砂利を敷いて静かに歩いたり、農場で自給自足の生活をするなど、たくましく生きていたのだが、ある日の物資調達の帰り道、うっかり末っ子が音の鳴るおもちゃを起動してしまい、家族の目の前で死んでしまった

 

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それからさらに1年後、相変わらず家族は文字通りの静かな生活を送っていたのだが、妻エヴリンの出産が間近となっていた。果たして出産の時も沈黙を貫けるのだろうか…?そして沈黙を破ると何故死ぬのだろうか?

 

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【感想】

か〜〜〜なり設定に無理があってツッコミ所は多いんだけど、それを一旦置いとけるぐらい、近年見た純粋なホラーとしてめちゃめちゃスリリングで最高に楽しめました。こりゃすごい。少ないキャストながら音を出さないために凝った日常の工夫が面白いし、農場を舞台にすることで普段は見られない恐怖ポイントを作り出してたり、「無音であること」が逆に恐怖をあおる音響の巧さ、かと思いきや突然大きい音でビビらせて緩急つけてきたりと、心休まるタイミングがなく怖がらせてくれて大変よろしかったです。見てるこっちも息を潜めて見守ってしまうような、そんな緊張感アリ。この設定で90分もつか?と思ったけど、実に上手かったです。

 

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中盤、破水が始まった状態でうっかり釘を思いっきり踏んで叫んでしまったエヴリンが必死に頑張るシーンは、もう本当の崖っぷちでスリリング。ホラー映画に妊婦は相性が良すぎる…。そして緊急事態に備えて家の周りの明かりが全て赤に点灯して危険を知らせる演出もさらなる危機感を煽ってヤバでしたね。ここの攻防戦は本当に素晴らしかったです。オススメ!

 

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ちなみに、音を立てたら即死する世界になった後に、「子どもが産まれる…果たして沈黙を貫けるのか?」みたいな身重の妻設定も弱者として緊迫感の増長に一役買ってたんだけど、やっぱこさえる時は無言でやったんですかね…?私はそこがずっと気になりました。他にもツッコミどころはかなりありますが、そこを無視すれば本当に面白いですよ

 

【予告】

映画感想 - エクスティンクション 地球奪還(2018)

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エクスティンクション 地球奪還

★★★☆☆

 

【あらすじ】

エンジニアのピーターは時々自分が戦争に放り込まれている夢を見ていた。ストレスもたまって仕事も集中できない状況が続いていたのだが、そんな中宇宙から異星人がやってきて、地球をめちゃめちゃにしてしまう!ピーターは妻のアリスと二人の娘を守ることはできるのか?

 

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【感想】

NETFLIXオリジナル映画。監督は「アニマルズ 愛のケダモノ」のベン・ヤング(そっちはまだ見てない)。突然異星人がやってきて攻撃されまくって日常が崩壊していくというプロットは「あ〜〜〜よくあるよくある」みたいに思ってたんだけど中盤以降から状況がガラッと変わっていくのは結構良かったかな。基本、ぼ〜〜〜っと見ていて予想はしない方でして…。とはいえ、それまでの伏線が序盤のうちにあまり張られておらず「少々急っっっ!!」とはなってしまったかなあ。もう少しヒントは散りばめてほしかった。

 

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宇宙から無数の飛行物体がやってきていっせいに攻撃を始め、さらにそこから降りてきた異星人も片っ端からぶち殺しまくる描写は、容赦無さすぎてなかなか怖い。でもゴア表現は一切なくて誰でも安心して見れる親切設計となっております。しかもこの規模感にふさわしく、90分ぐらいで割と小さくまとまっているお手頃感。ちなみに主演は「オデッセイ」や「アントマン」でかなりいい仕事をしていたマイケル・ペーニャだけど、やはり彼はおしゃべり+陽気なテンションで主人公をサポートしてくれる良い奴ポジションが合いすぎる。輝くのはやはり脇役か…。

 

【予告】

 

 

 

映画感想 - サークル(2015)

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サークル

★★★★☆

 

【あらすじ】

謎の部屋で目覚めた50人の老若男女が、投票により2分間隔で殺されていく。最後まで生き残るのは一体誰だ…?

 

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【感想】

NETFLIXにある小粒の密室会話劇。

・自分のエリアから出ると死ぬ
・2分おきに投票することで次に死ぬ奴が決定する
・隣の人に触ることはできない
・死人と自分に投票することはできない
・同点ならその人同士で再投票
・自分が誰に投票したか他人からは分からない

というルールの中で、わけも分からずデスゲームに放り込まれてどんどん人が死んでいく…。いったい何が目的なのかはさておいて、そんな状況で人間達は生き延びるために「まず老い先短い奴からやっていこう」とか「社会的貢献度が高いものは生かそう」といった提案などをして目まぐるしく議論が展開されていく会話劇はなかなかおもしろいです。仕切ろうとしたり偏見を押し付けようとしたりすると逆に煙たがられて殺されるさまはまさに社会の縮図…。

 

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中には出産間近の妊婦さんやお子様もいたりして、中盤はその二人を殺す派と守る派に別れていくスリリングな展開も。この辺りの派閥が別れていくのは言葉だけで展開するだけに誰がどっち派なのか少しわかりにくいかな?と言いつつルールが分かりやすいのでぼーっと見ててもどんどん人が減っていって最後まで気が抜けずに楽しめます。結末も個人的にはかなり好き。密室会話系が好きな人は是非。さくっと見れるのでオススメです

 

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【予告】

映画感想 - 手遅れの過去(2015)

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手遅れの過去

★★★★★★

 

【あらすじ】

数年前に一度だけ会ったことのある女性、ドロシーからの電話を受け取った私立探偵メル。近くまで来ているので会えないか?という電話だったが、メルが到着するとすでにドロシーは息絶えていた。メルはドロシーの死の真相を探るべく、無報酬で捜査に乗り出す。

 

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【感想】

NETFLIXにあったのでたまたま見てみたんだけど、あの〜〜〜すみません。NETFLIXにある全ての単体映画で一番最高に面白いサスペンスかもしれません。加入者は今すぐ見た方がいいですよ。

 

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とある女の子が殺されて、直前に電話で話した私立探偵メルが事件の捜査に乗り出すという流れだけど、時系列を5つのシークエンスに分けてランダムに展開し、さらに各パートを20〜25分程度のワンカット長回しで表現する構成がまず良い。で、派手なアクションは少なく会話で進んでいくだけに人々の演技がかなり試されるんだけど、探偵メル役のジョン・ホークスが、もう、とにかく、全てにおいて、カッコ良さの、なんたるかを、体現する、神の、ような、存在…、あまりにも、シビれるカッコ良さ…。台詞回し、タバコを吸う仕草、笑顔、ギター弾き語り、まっすぐな瞳、女へのキス…。一挙手一投足全てがえげつないほどにカッコいい…!!!!!俺を100とすると、1380兆ぐらいいってます…

 

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カッコ良すぎる

 

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全盛期のヴィンセント・ギャロのような雰囲気もあるカッコよさ…

 

話自体はかなりシンプルで真相もそこまで驚くことではないいわゆるありふれた事件って感じだし、もっと言えば捜査パートは思いっきりカットしてるんですよ。それでもグイグイ引き込まれていく理由は「時系列がバラバラになってるから」で、巧みな伏線回収も気持ちよい上に最後のシークエンスではかなりハッとさせられる素晴らしい構成でした。そして序盤で言っていた「誰にだって癖はある。例えば車に乗る時にバイザーを一回下げるとか」という何気なさ過ぎるセリフを回収するあまりにもカッコいいラストショット。「カッコいい…」てボソッと言ってしまったよね。監督のデニース・ホークもこんなにめちゃめちゃ最高の映画を作ってくれたのにこの一本しか作ってないのも驚きです。とにかくこの記事を見たらインターネットをやめて今すぐNETFLIXを起動し、すぐに見た方がいいです。俺のこと信じてくれ!

 

一つだけ注意点をあげると、第2シークエンスでは何故かマン毛が長時間映るので電車内などでの視聴はお気をつけください。しかしメルはマン毛丸出しの女を目の前にしても全く動じなかったところが本当に最高だった…

 

【予告】

 

ジョン・ホークス関連】

こっちのジョン・ホークスもめちゃめちゃ渋い

映画感想 - ザ・プレデター(2018)

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ザ・プレデター

★★★★☆

 

【あらすじ】

メキシコで暗殺任務にあたっていた凄腕スナイパーのクインは、宇宙から墜落するUFOを目の当たりにする。墜落現場を見てみると、何やらいかつい装具を発見。政府に回収されるまえにコッソリ持ち帰って息子宛に送った。荷物が届いた自閉症気味の息子だったが、特殊な才能を発揮して宇宙言語を解して装具を起動し、信号を送ってしまったのが運の尽き。その信号を受け取ってやってきたのは宇宙を巡っていっちゃん強い奴を狩りまくる戦闘種族「プレデター」だった…!助けて〜!

 

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【感想】

1987年に公開された「プレデター」、その後2、プレデターズ、エイリアンVSプレデターと色々でたけど今作は一作目の続編で、監督は「1」でプレデターに最初に殺されたホーキンスを演じたシェーン・ブラック。誰よりもプレデターに思い入れのある監督が作った「ザ・プレデター」は原点回帰するかのようにプレデターの強さ・残虐さ・武士道精神を存分に見せつけて暴れまわってくれる気持ちいいアクションスリラーでした。

 

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R指定にふさわしく、人の殺し方がなかなか残忍!バラバラにしたり腹を引き裂いたり皮を剥がして足で吊ったり、その前に血の一滴も出なかったサメ映画を見てただけにギャップが凄かったね〜。さらにそこからプレデターを攻撃する究極生命体「アルティメットプレデター」も登場して一体何なの〜!って感じでスリリングで素晴らしいです。

 

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迎え撃つ地球人は凄腕スナイパーのクインで、プレデター接近の危険が迫る息子のために頑張りまくる親子の絆というのはまあ他の映画で散々見てきたけど、まあ無いよりマシでベタながらやはり良い。クインをサポートするのがPTSDを患った5人のならず者兵士軍団なんだけど、こいつらが主人公を完全に食っているのでそれだけでも見る価値アリ!!それぞれに暗い過去を持ちながらも陽気にギャグを言い放ち賭け事や酒タバコも大好き(会場も笑い声があがったぐらい)、しかし一度戦闘モードに入ればめちゃめちゃ頼りになる男たち!!!笑わせて熱くさせて泣かせてくれる最高の男たちだったな〜。プレデターが寡黙で武士であるがゆえに上手くバランスとれてるな〜と思いました。

 

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古き良き名キャラクターが現代でも通用するのは嬉しい気分になるし、続編が期待できそうなエンディングもあってしばらくプレデターは人々の記憶に残りそうですね

 

【予告】