映画感想 - 悪魔に呼ばれる前に（2018）
悪魔に呼ばれる前に
★★★☆☆
【あらすじ】
アルフィは疎遠になっていた父の病状が思わしくないとの連絡が入り、久々に会いに行く。しかしそこには、父を呪う女の悪魔の姿があった！ゲー！異変の謎を解こうと今は使われていない生家を訪れると、再婚相手の母と腹違いの三兄妹も合流するが、そこで見たものはこの世のものとは思えないやばい悪魔だった〜！助けて〜！な話
【感想】
激ヤバ格闘アクション「ヘッドショット」や、超弩級激ヤバ格闘アクション「シャドー・オブ・ナイト」でおなじみインドネシアのティモ・ジャヤント監督のホラー。「ザ・レイド」以降の盛り上がりや最近ネトフリにインドネシア産の映画が増えてきてるなど、いまインドネシアが熱い！その勢いは目を見張るものがありますね
さてこちら、富を得るために悪魔の力を借りた父親（←これは一番最初にわかる）の呪いが親族に降りかかってくるはた迷惑な話。で、かなり真面目に悪魔を描写してるのに初登場は病室のパーテーションの後ろに隠れてそのままパーテーションごとにじり寄ってくるというかなりマヌケな驚かし方をするので「大丈夫かな…」と思いきや、中盤以降はビックリ音に頼らずに毛束、黒い血などのアイテムでジメジメした不気味さを演出し、終盤は激烈的パワーでゴリ押しする恐怖描写の展開の仕方が上手く作用してなかなか良かったです。取り憑かれた人の白目が無くなるビジュアルや「闇の巫女」と呼ばれる設定もなかなか良し
「悪魔の奴隷」にもあったようにインドネシアという土壌だからこそ出せる独特な悪魔伝承や信仰のあり方などは日本や欧米などとはかなり違って、こういう文化の違いに触れられるのは映画のいいところですね。まあ、ストーリーはと言えば、明日には忘れてしまいそうなほど普通っちゃ普通でしたが…
【予告】
映画感想 - アンブレイカブル（2000）
★★★☆☆
【あらすじ】
大惨事となった列車脱線事故で唯一生き残った最強なハゲのおっさんの元に、ガラスのように体が弱すぎるおっさんが現れて「お前はヒーローなのだ」と諭すものの、ハゲは「いや…そういうのいいんで」と静かに暮らしたがっている。しかし彼と会ったことでこの力をやはり正義のために使うべきなのか…と自問し始めて…な話
【感想】
太古の昔に見て感想を書いてなかったし、近々誰も予想もしてなかった「スプリット」とのクロスオーバー続編「ミスターガラス」が公開されるので予習。ヒーローとヴィランは表裏一体であることをテーマに、大掛かりなアクションのないひたすら渋めに進んでいくサスペンスでしたね。さながらダークナイトやメガマインドのよう…
ドカンドカン爆発してCG全開で敵と戦うアメコミ映画が盛り上がりまくってる今から考えればありえないほどに「静」を突き詰めたヒーローもので、公開当時は（シックス・センスの大どんでん返しで評価されただけに）あまり人気は出なかったけど、今フラットに見るとその先見性には驚かされますね。個人的にシャマランはかなりファンなので手腕を改めて感じさせてくれました。「エアベンダー」と「アフターアース」で完全に死んだと思ってたところで「ヴィジット」で返り咲いて「スプリット」を持ってきて、さらに剛力で本作とリンクさせて「ミスターガラス」につながるて、そんなんアリ！？楽しみすぎるな…
【予告】
映画感想 - カムガール（2018）
カムガール
★★★★☆
【あらすじ】
ライブチャットサイトで上位にランクインするために日夜エッチで際どい生配信を続けるローラ。ある日自分のアカウントが乗っ取られてログインできなくなった上、さらに自分にソックリな奴が自分のアカウントで自分よりエッチな生配信をし始めて本物より人気になっていく！気づいて！それ私じゃない〜！！一体誰や〜！！な話
【感想】
全く同じ顔した自分自身にオンラインのアイデンティティが奪われてしまうネトフリオリジナルホラー。おもろい！ライブチャットは17Liveを勉強を兼ねて少し見ていたからある程度システムは分かるけど、こんな風にアカウント乗っ取られた上にどう見ても自分にしか見えないやつが配信してるのをぼーっと見るしかないって状況、怖すぎません？しかもちゃんとチャットで発言したらそれに反応してくれるからマジの生配信だし、その辺りの背筋が凍るホラー演出はなかなか良かったかな
アメリカのライブチャット業界の裏側がわかるのも知らない世界過ぎてなかなか面白かったな。配信用に、それぞれが個室をレンタルしてそこで配信するでっかい家があるというのは知らなかったな〜。いや、フィクションの世界で実際にはそんなの無いのかな。でも「こういうのあるんだね〜」という楽しさもありますよ。で、毎日ご祝儀をもらって上位に食い込むために趣向を凝らしてユーザーを飽きさせない配信者達の涙ぐましい努力が垣間見えて、胸に沁みました。まさにエッチ版YouTuberの世界…！実に実に興味深いですねェ…ご祝儀あげたくなりますね…
本物ローラが偽ローラを外堀から調査して色々な仮説を立てて、偽ローラに近づいていく過程や最終対決もライブチャットという舞台ならではのオリジナリティがあって、最後まで楽しく見れましたね！まあ説明不足なところはあるけど、こういうインターネットを使ったホラーは謎を残しても味になると思います。主演の子も体当たりの演技をしていてどんどん可愛く見えてきて好感が持てました。オススメです。が、普通におっぱいが出まくるので電車の中で見る時は小さいスマホで！
【予告】
映画感想 - ア・ゴースト・ストーリー（2018）
ア・ゴースト・ストーリー
★★★★☆
【あらすじ】
郊外の一軒家に住むCとMの夫妻は平和に暮らしていたのだが、ある日交通事故でCが死んでしまう。霊安室で横たわるCはシーツをかぶったまま起き上がってお化けとして現世に留まり、静かにMのそばに寄り添う。やがてMは前を向いて新しい生活を始めるためにこの家を出るが、Cはただただそこに留まり続ける…。な話
【感想】
このポスタービジュアルが気になり過ぎて見てみたら、思ってる以上に壮大かつ切ない話だった…。↑このあらすじ以上のことは起こらないんじゃね？て思ってたんだけど、まさかここまで深いテーマに踏み込んで展開するとは思わなくて中盤以降はなかなか目を離すことが出来ずにいました。死んだ人はその時点で時間は止まり、残された人は進み続けるという当たり前のことをこんなアプローチで描かれると胸がキリキリと締め付けられる思い…であります
最愛のCを失ったMの悲しみを表現するのがめちゃくちゃ挑戦的で、中でも最高潮だったのが「ノーカット定点カメラで無言で5分耐久パイ完食」。これすごくないですか？ただひたすらにパイをもぐ…もぐ…。それを静かに眺めるお化け。もぐもぐ…ジーッもぐもぐジーッ…。こんなん見たことない！余りにもすごくて眠くなっちゃいました。すみません。他にも序盤は無限とも言えるほどの無言の長回しシーンが続いて実際割とつらいけど、それと比較にならないほど果てしない時間を過ごしたCに少しでも感情移入できる重要な演出だと思ってます。いやむしろお見事…好き嫌いは別れそうであるけどね
お化けのビジュアルはどんどん可愛く見えてくるし、Mことルーニー・マーラさんはマジで整った美しいご尊顔であらせられ、キャスティングも実に良いです。終わり方もいろいろ推測が楽しめるかんじだし、気になったら是非！
【予告】
映画感想 - ファースト・マン（2018）
★★★★☆
【あらすじ】
人類で初めて月面に降り立った宇宙飛行士ニール・アームストロングの話
【感想】
映画を愛し映画に愛されてるのでIMAX試写会にて。いつもありがとう…。さてララランドのデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングのタッグ再びで実在の人物の半生を描いたドラマっちゅうことでやはりそんじょそこらの映画とはやっぱ違ってて、チャゼル監督にしか出せない斬新な演出が冴え渡っておりました
こういう宇宙ものって発射の瞬間とか宇宙空間の出来事こそ派手に描写しがちですが、本作は徹底してニール・アームストロングが見た視界を再現するかのように、ニールの顔面、コックピットの中、機材などをドアップで映す！しかも画面がこれでもかとガクガク揺れまくる！肝心な宇宙は小さい窓からちょこっとしか映らない！そんなことある！？こうすることで観客がニールの追体験をしてるかのような錯覚に陥るような気がして結果的に宇宙空間突入の圧倒的臨場感と何が起きてるか分からない怖さを煽りまくって、展開は分かっていながらもハラハラさせてくれました。すごく思い切った手法！その視界の一体化は月面に降りた時にさらに研ぎ澄まされて、これはもう言葉では説明することができない美と静謐感に溢れていました…その目でお確かめを…
当時のアメリカはロシアとの宇宙開発競争に躍起になっていつつも、一般人からは「こんなことに税金使うな！」と反発されるという板挟みの状況、さらに失敗＝死という強烈なプレッシャーの中でのニールの葛藤も描かれており、やっぱり超人ではなく普通の人間なのね…と思わずにはいられませんでした。妻や親友たちの支えも泣ける！言わずもがなオススメです。公開されたら是非！
【予告】
映画感想 - アバウト・タイム 愛おしい時間について（2013）
★★★★☆
【あらすじ】
ティムは21歳の誕生日に父親から「この一家の男にはタイムトラベル能力がある！」という事実を突きつけられる。半信半疑だったが言われるがままやってみると本当にできた！わー！今までの冴えない人生を変えるべく都会に移り住んで弁護士として仕事をこなしていくが、ふいにめちゃめちゃ可愛いメアリーと出会う…な話
【感想】
タイムトラベル系は大好きなのに何故かスルーしてたので見てみた。良い…。良いよ…もっと早く見てりゃよかった…こういう心がほっこりする系のラブコメって見る機会が少ない分、良さが引き立ちますね…。爆発やゾンビやロボットがなくたって映画は良いということを再認識させてくれました…
「バタフライエフェクト」ほど深刻ではないものの何度もやり直して過去と現在を変えて行くけど、やがてそんな事よりも大事なことを学んで成長する展開はベタながらもやはりいつの時代も色褪せない素晴らしさに満ちておりました。メアリーと巡り合うために過去を改ざんして言い間違いしたらすぐに戻って、自分に不利な状況になったら過去に先回りして不安材料を潰すといった戦法はかなりコミカルで楽しい
あとティムの家族も全員めちゃめちゃ暖かくて理想の家族っ！て感じもよかったね。パパママは文句無しの100点、妹のキットカットは不遇ながらティムによって救われていくし名前が美味しそうで良い、叔父さんはボケてるのに誰もつっこまない雰囲気が良い（マジの認知症なのかな）。そしてティムの妻メアリー役のレイチェル・マクアダムス〜！可愛すぎるって〜！！！はい。良さの塊でした。敬具
【予告】
映画感想 - ボヘミアン・ラプソディ（2018）
★★★★★
【あらすじ】
説明不要フレディ・マーキュリー伝説
【感想】
クイーンは直撃世代ではなく、町山智浩がラジオで言ってた感想の書き起こし記事を読んでから見た程度の超にわかですけど、それでもフレディの苦悩や葛藤に満ちた壮絶な半生を描いてから内に抱える全てを乗り越えてぶち壊して挑んだラスト20分の伝説のライブ再現シーンがも〜とんでもなく凄すぎて、一筋の涙が頬を伝うほどの完成度…アッパレお見事ウィーアーザチャンピオン伝説…。でした。何言ってんだ俺
不勉強で恐縮ながらフレディしか知らなかったので、脇を固めるメンバーもインテリ、まとめ役、いじられキャラと完璧にキャラが立ってて、全員が全員を思い合い一丸となって曲作りに取り組む姿勢も最高で、あまりにも映画にしやすすぎるな…と思いました。逆に何故今まで映画化されなかったのかな
「ボヘミアンラプソディ」、音響の差で見比べてみたんですが、通常版を100点とするとIMAX版は3865兆2567億点でした。これから見る方は絶対に絶対に絶対にIMAXで見た方がいいです
— Yuki Makino (@chicchi_0411) 2018年11月17日
これは私のツイートなんですが、割とふぁぼられました。実際に聴き比べたのでこれは確かなソースです。
【予告】
映画感想 - へレディタリー/継承（2018）
へレディタリー/継承
★★★★★★
【あらすじ】
母エレンを亡くしたグラハム家のアニー。夫スティーブン、高校生の息子ピーター、そして自閉症気味な娘チャーリーの4人でエレンの喪失を乗り越えようとするが、次から次へと不幸なことが起こる。人の声がする、謎の光が見える、物音が聞こえる…。小さな違和感が膨れ上がり、やがてマトモな家族が修復不可能なほど狂気に叩き落とされていく…！この家族に何が待ち構えているのか…？
【感想】
あの〜すいません、今まで見てきた全てのホラー映画の中で、暫定1位と言わざるを得ないほど怖かったです…。目を背けることすら出来ない完全なる悪夢が2時間繰り広げられて、疲れすぎた…喉もカラカラになった…お水をちょうだい、だれか…
ホラーにありがちなビックリ音を一切使わずにここまで怖がらせ震え上がらせてくれる恐怖演出は最早アッパレとしか言いようがないし、むしろ静謐感すら感じられる画作りが不安感を募らせる！さらに、キューブリックを感じさせる遠目からの室内の構図や、アニーのアトリエにある家族の出来事を模したミニチュア造形作品群、不穏すぎる旋律などなど、あらゆる細部にスキの無いこだわりが感じられました。監督のアリ・アスターはこれがデビュー作らしく、一体どれほどの天才なんだ…。そして全編に張り巡らせた伏線を大胆に回収して突き進む驚天動地の結末を含めて、この映画のことは当分忘れることはできないでしょう…一つ一つの画を思い出すだけで不気味過ぎて怖い…
ホラー演出もさることながら、主人公アニーを務めたトニ・コレットさんによる、徐々に精神が崩壊していく鬼気迫る演技もまた恐ろしい…！怖い顔のおばさんといえば「屋敷女」のベアトリス・ダルなどがおりますが、叫び、狂い、泣き、喚き、あらゆる負の感情を爆発させたトニさんの演技は脳裏に焼き付き数年は離れないこと請け合いです。あと、娘のチャーリー役のミリー・シャピロさんもデフォルトでめちゃくちゃ怖い顔です。これが長編映画デビューとなるのですが、静かな無表情＋堂々とした演技で、もうドアップになるだけで見るものを不安にさせる強烈なインパクトを残してくれます。自閉症気味でほぼ誰にも心を開かないのと、何故女なのにチャーリーという男っぽい名前なのか、というのも重要な意味が込められています
さて、つまるところ何も言ってないに等しいのによくここまでダラダラ書けるなって感じですが、無粋なネタバレを避けて書くにはこれしかないんです…！予備知識を入れずにただただ見て欲しいので、「やばい」という情報一つとお水を携えて、グラハム家に降りかかる不幸過ぎる運命を見届けましょう。11/30公開！
【予告】
映画感想 - ビートルジュース（1988）
★★★★☆
【あらすじ】
アダムとバーバラの仲良し夫婦、うっかり死んでしまうが自宅に残る地縛霊になってしまった。やがて空き家となった家へ新しい家族がやって来るが、二人はお気に入りの家から追い出そうとあの手この手で驚かすも全く気づかれない…。そんななか耳に入ったのは、トラブルメーカーのビートルジュースだった…
【感想】
ティム・バートン監督のブラックコメディ。みんな聞いたことはあるね。死ぬほど昔に見て全部忘れたので、新鮮な気持ちで昨夜再見しました。お、おもろい…30年前の映画なのに…すごい…。まずネトフリの日本語字幕が何か良い雰囲気で「〜だワ」とか「ぐっどあいであ（平仮名）」とか、世界観に合わせて遊びをきかせてたのが良かったな。犬が吠えた時に「ワン！」っていう字幕も入ったけど、それは分かるよ！
ファンタジックなストーリーに善悪ともに魅力的なキャラクター、あの世にいる陽気で変な見た目のお化け達、そしてトラブルしか起こさないビートルジュースと、濃厚なわちゃわちゃ大騒動なのに90分で終わる潔さ、もう悪いとこないよね〜。昔はお化けの造形が割と気持ち悪くて怖い印象あったけど、顔が全部クチになったりクチバシみたいに伸びたりするのはクリエイティブに富みながらクセと可愛げがあるな〜と思って、大人になるってこういうこと…？となりました。総じて実に良い…
あと、「ストレンジャーシングス」でウィルのお母さん役のウィノナ・ライダーが子役でかつ唯一アダムとバーバラが見える重要な役で出ており、黒を基調としたお召し物に身を包んだ不思議ちゃんでめちゃくちゃ若くて可愛かった！そして30年経った今続編の構想に意欲的らしく、どうにか実現して欲しいな〜
【15秒CM】
良い
映画感想 - 怪怪怪怪物！（2017）
怪怪怪怪物！
★★★★☆
【あらすじ】
いじめられっ子のシューウェイはクラス費盗難の濡れ衣を着させられた挙げ句にいじめっ子3人とともに独居老人の介護のボランティアをすることになったのだが、そこで二体の怪物と出くわしてしまう！が、小さい方をとっ捕まえて学校内の使われなくなったスペースに縛り付けていじめまくる！やがて大きい方がやってきて…
【感想】
まず、タイトルが良い。「かいかいかいかいぶつ！」。良い。原題はさらに良くて「報告老師！怪怪怪怪物！」ほうこくろうし？良い。監督の名前、ギデンズ・コー。声に出したい。さらに漢字表記は「九把刀（9本のナイフ）」。この時点で良すぎ。だけど、内容はも〜〜〜〜〜めちゃくっちゃに胸糞が悪い！！！！！くそったれええええええ！！！！
いじめっ子3人は言わずもがなのカスのゲボだし、クラスメイトも全員終わりすぎてる。さらに担任の女教師（菊川怜似）もいじめを見て見ぬフリする上に自分の宗教感を押し付けて執拗に言葉で攻め立てる下痢便女。いじめられっ子シューウェイもシューウェイで攻撃の対象が怪物に代わるといじめっ子側に加担してしまうのも腹が立つ！そうしないと自分がまたいじめられるという葛藤に苦しめられてるのは理解できるが…それにしてもひどいよ！怪物はお前たち人間だ〜〜〜（ドーン）！！！と、台湾行ったことないけどイメージがめちゃくちゃ悪くなるほどに下痢人間しかいなかった…
こうなってしまったら感情的には怪物が満を持して全員ぶち殺してもらいたいところなんだけど、なかなか出てこない！とにかく人間の嫌〜〜〜な部分を見せつけに見せつけてイラつかせるこの演出、やばすぎる！怪物も、もっともっともっっっっっと残虐なシーン見せてくれてもいいのよ！？スカッとするからさあ！ねえ！とはいえこの捕らえられた小怪物と再会を望む大怪物の心情と、理不尽な世間に対しての不満が鬱積するシューウェイがなかなかエモーショナルで大きなアクションの起点になるところは良かったな。特にラストシーンは全ての感情が爆発した最高に美しい締めだったと思います
いや〜ラストは気持ちいいんだけど、とにかくそこに行き着くまでにかなり胸糞な展開が続きまくるので、軽い気持ちで見ると痛い目見ますね…お気をつけください。でも自分の心にある負の感情が揺さぶられまくるという意味では感情は動いたので、かなり良い映画だと思います。気が向いたら是非！
【予告】
