にっきにっき

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にっき085 - 家の前の洗剤について



いまわたしの家の前には、洗剤が積まれています。これには深い(不快)理由があるので、この場を借りて説明させていただきます。さかのぼること8月下旬、わたしが部屋の片隅で三角座りで生きる意味についてよだれを垂らしながら考えていると、めったに鳴らないチャイムが鳴りました。インターホンで返事をしてみると、「引越しのご挨拶」とのこと。引越しの挨拶はして損が無いので出てみると、なんか「ザ・子分」みたいな感じの奴がわたしの玄関の前につったっていました。青基調のチェックのシャツをケミカルウォッシュにインして、髪は後ろだけが長く、ゴムで結っていました。何なんだこいつは・・・と思ったんですが、話を聞いてみると、どうやらこの子分が入居するわけではなく、この子分が働いている新聞社のバイトが寮としてこのアパートの上の部屋を使うとのこと。そんなことあんの?基本的にご近所付き合いは無いので誰が入ろうがどうでも良かったので適当に受け流していました。で、引越しのご挨拶として洗剤を何個かいただいたんですが、その子分が続けざまに言うには「これを機にお試しで新聞とってみませんか。もちろん無料です」という勧誘。「引越しのご挨拶」と最初に告げていれば玄関を開ける確率は高いので、そこにつけ込むこの戦法。殺したいですね。ですがわたしはさらに愚かなことに、ホイホイと契約してしまったのです・・・!「新聞がたまったら袋に入れて玄関の前においておけば回収しますから」などという口車にのせられて、まんまと9月から新聞を取ることになってしまいました。ネットでよく新聞の勧誘が面倒だ!という話はよく見ていたにも関わらず、なのです。無能。あまりにも無能。「思考」という概念が一切無い、あるがままに事象を全て受け入れる毛の化け物がそこにいました。「まあ、回収も向こうがしてくれるからいいか!」とのんきに考えていたんですが、「ポストに突っ込まれた新聞を専用の袋に詰めてある程度たまったところで玄関前に置いておく」という作業は一体誰がやるんだ・・・と考えたとき、それ俺やん・・・という結論に達したし、さらに新聞はおそらく読まないので「ポストから袋への無意味な移行作業」も本当の意味で「純度100%無意味」だし、誰も得しない悲しい未来が待っているのは火を見るより明らか。これはやっぱり始まる前から解約した方がいいなと思い、その子分に電話して解約の旨を伝えました。不明点があったらここまで、と電話番号を渡されていたのが幸いだったので、かけます。すると5コールぐらいでぶっきらぼうな声が聞こえてきました。ここで折れてはいけません。だんだんむかついていたのですが、ここはいたって平然を装って「すみません、先日お試しで9月から新聞を取るお話をした者ですが、やっぱり解約したいので」というと、「何でですか?」と、明らかにこちらに非があるかのような、そして冷めた目付きなんだろうというトーンの声が聞こえてきました。この時点で「アァン!?」と眉を潜めて怒鳴りつけようと思ったんですがチキン野郎なので(誰がチキンだ!あ、俺ですね)、静かに、しずか~に「いや、めんどくさいからです」と返答。実際めんどくさいし。するとその子分、親分みたいな口調で「じゃあ解約しときますけど、この前あげた洗剤、使わないでくださいね」。おい・・・屋上にあがれ・・・久々にキレちまったよ・・・なんだその態度は・・・。確かにお前からしてみたら厄介な客かもしれんが、解約した方がお互いにとってプラスになるんだよ・・・新聞読まないし、回収だって面倒だろ・・・それを何なんだよお前は・・・。電話がプルプル震えるぐらい頭にきたので、「洗剤使わないから解約しといてください」と告げて電話は終了。なんだこの気分の晴れない気持ちは・・・。ジクジクといつまでも胸の中に澱のようにこびりついたこの負の感情は・・・。そこまで言うならこの洗剤は意地でも使わねえ!!玄関前に置いておいて使わないアピールしといてやるから早く回収しに来いよ!!!そして現在10月になりましたが、未だに回収に来ていません。ようやくこの場で書く気になったので、そろそろこの洗剤使うかな~どうしよう。どうでもいいわ。寝よう。