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映画感想 - アフリクテッド(2013)

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アフリクテッド

★★★★★

 

【あらすじ】

「人生で最初で最後の世界一周旅行に出かけるぞ〜!と思ったのに、序盤のパリで変な女を部屋に連れ込んだら何か体に異変が起きてしまった〜!」

みたいな感じで、楽しい旅路の途中で不幸に見舞われてしまうお話。

 

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この右の米粒みたいな男が変なことになっちゃうデレク

 

【感想】

一言で言っちゃえば「REC」のゾンビ要素と、「クロニクル」の超能力要素が融合したようなやつ。そしてこの二作の共通点といえばもちろんPOV。ゾンビとはまたちょっと違う感じでとにかくスーパーパワーに目覚めちゃうんだけど、デレクの変貌がリアルでジメジメと描写されていて、またしてもレッドオーシャン化したPOV業界に風穴あけたな〜と思いました。

 


 

旅が始まったばかりなのに、病院行かなきゃいけないのか・・・?しかももともと脳に異常があるから、ひとたび入院したらもう絶対旅をやめろって言われるのは明白・・・くそー!って壁に八つ当たりしたらあっさり破壊できちゃったり・・・岩もパンチ一発でパカっとで割れちゃったり、とにかくすごい力を得まくり。この辺の「力の試し具合」はクロニクルに近い感じだったね。

  



でも力以上に「意識が無くなる」「日光に当たると肌がただれる」とか「血を求めるようになる」とか「傷がすぐに修復する」とか様々な副作用が出てきて、これもう普通の人間じゃなくね・・・?みたいにもなっていく・・・。

 

超人的な力を手に入れるっていうまあありがちなストーリーだけど、旅行中の記録という設定とかわいそうなぐらいの変貌を生々しく見せていくことでグイグイ引きこまれていきました。超人的な力で街中を跳ね回りながら逃げていくシーンや、FPSゲームばりの一人称視点で敵をなぎ倒していくシーンなど、アクションもとにかくダイナミック。きっと低予算なはずなのに、そんなニオイを一切見せずに最後まで突っ走る映像マジックが素晴らしかったです。主演で監督もつとめたデレク・リーとクリフ・プラウズの二人の今後も期待したし〜!

 

 

 

【予告】