にっきにっき

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映画感想 - 肉(2013)

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★★★★☆

 

【あらすじ】

美人姉妹「私達の家は何故か人をひっそりと捕まえて殺し、その人肉を食べる儀式があるんだけど、いい加減やめたい・・・」

みたいな感じでカニバリズム家族の葛藤を描いたはなし。

 

  

 

【感想】

まず邦題が最高。原題の「We are what we are(ウチらゎウチらゃし!)」っていうのもいいけど、インパクトがすごい。

カニバリズム映画っちゅうことでけっこうゴア描写があるのかな~と思ったけど、映画全体の雰囲気がかなり落ち着いたシックなものになっており、人体をさばいたりなどの直接的な描写は皆無なので、その辺を期待していた人(私です)は拍子抜けし、序盤は若干眠たくなるかもしれません・・・。どちらかというと、「人肉食を伝統儀式としている家族の中で苦悩する美人姉妹」を中心に描いている感じ。やめて逃げだしたくてもアテが無いし、何より父親のことは好きだし・・・というところでどうにもできない苦しみが伝わってまいりました。

 

 

 

かなり地味に話が進行していくけど、娘が行方不明になった(=食べられた)医師が人肉食の張本人である姉妹の父親を追い詰めていく流れは素晴らしく、食卓に乗り込んで「私の娘を殺して食べたよな・・・?」と問いただす場面はかなりテンション上がります。で、最後のシーンも凄まじく、完全に目が覚めました。この結末のおかげでR18指定になっているし、「あまりに不道徳なラスト」って予告で言っちゃうぐらいなので、相当です。でも「ウチらゎウチらゃし!」という原題をとてもうまく表現しているな~~と思いました。なお人肉食を続ける動機はあまり明確にはならない模様。

 

 

ちなみに、主役である美人姉妹はムチャクチャ美人ですし、吹き替えは「けいおん」の姉妹役の2人がつとめたそ~です。

 

【予告】