映画感想 - 7500(2012)
★★☆☆☆
【あらすじ】
清水崇の「THE JUON 呪怨」「呪怨パンデミック」に続くハリウッド進出三作目。LAから東京へ向かう飛行機の中で、様々な超常現象が起こっててんやわんやのキリキリ舞になる話
【感想】
ホラー映画界の旗手である清水崇が作ったということもあり、ジャパニーズホラー特有の「具体的に何かが出るわけじゃないけど "何かがいる" 怖さ」が存分に楽しめるやつ。上の荷物入れが勝手に開いたり、膝にかけてた毛布が勝手に落ちたり、乗客が突然死んじゃったりと言った精神的にジクジクくるような描写が大半で、サブタイトルとして「飛行機の中で起こったら嫌なこと傑作選」ってつけた方が分かりやすいなと思いました。とは言えじめじめした怖さを演出してますが結局何も出てこなかったのでちょっと退屈ではあったかな。オチもちょっとありきたりだしね。
登場人物の中にある夫婦が出てくるんだけど、この奥さんがメッチャクチャ嫌な奴なのでまじで殺したくなりましたね・・・美人なんだけどデブや日本人・韓国人の隣の席は嫌だ、とか、潔癖症で何にも触りたくない・・・だとか、そうかと思ったら隣に座ったおばさんに自分の結婚式の写真を見せながら延々自慢話をするとか、マジで終わってるなこいつ・・・と思いました。
ちなみにこの映画、2012年8月にハリウッドで公開される予定だったんだけど、何故かお蔵入りなって、CBSでTV用として放送されたんだって。何があったんだろ。
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