映画感想 - ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
多国籍スパイ企業「シンジケート」を追っていたIMFエージェントのイーサン・ハントが敵の罠にハマって国際指名手配の身に。そしてIMFも解体されてしまって政府の後ろ盾が無い中、いったいどうやってこの「シンジケート」をぶっ潰すんじゃい、という話
【感想】
「どういう超絶アクションをやるか?」っていうことからまず考えて、そこから逆算的にストーリーを考えていそうな感じの痛快な仕上がり。所属しているIMFという組織が解体の憂き目にあってバックアップが無いにも関わらず、潜入ミッションの時に簡単に鍵あけちゃう装置、精巧すぎる変装マスク、通信機器、ハッキング機器などあらゆるスパイグッズが揃ってるのも細かいこと気にすんな感が出ていてよかった。今回の悪役はショーン・ハリスっていう人がやってるんだけど、インテリ風な悪人っぷりがとっても凄みがあって◯。吹替声優を調べたらフリーザの声あててる人が担当してたのでめちゃくちゃ腑に落ちた。地声もハスキーでめちゃくちゃ渋かったよ。初登場の人々がどれも魅力的だったし、続投のサイモン・ペグとジェレミー・レナーも最高に良かったんや。
ただ欲を言えば、今回の広告としてめちゃくちゃ見せてきてる「飛行機しがみつき」、てっきり終盤ぐらいにあるのかなと思ったらまさか開始5分でしがみついたのでそれ以降のアクションについては消化試合感が強かったな。6分間潜水とかカーチェイスとかもめちゃくちゃすごいんだけど。でもこの笑っちゃうインパクトと比べると弱さがあったかな〜。目が肥えてきたのでもう次回は「マジで死ぬ」というアクションでもやらないと釣り合わない気がする。頑張れトム・クルーズ!