映画感想 - ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女(2015)
★★★☆☆
【あらすじ】
イラン、バッドシティ。退廃的なイキフン(雰囲気の業界用語)に包まれた終わってる街で、青年がひょんなことから女ヴァンパイアに出会い、惹かれ合っていく話。
【感想】
イラン発のヴァンパイアムービー。全編モノクロなのにめちゃくちゃアーティスティックな映像の美しさと、しっとりとしたストーリーで様々な賞を勝ち取ったという秀作。主役である女ヴァンパイアも、無差別に血を吸って殺すのではなく悪いやつだけを狙ったり、いたずら小僧を殺す気で叱ったりと、どちらかといえば街の秩序を整えるような立ち位置で夜な夜なスケボーで街に繰り出すという全く見たことのない吸血鬼像を築き上げておった。
前述のとおり、映像はまじですさまじいほどのセンスの塊。ミラーボールがくるくる回る女の部屋の中で、めちゃくちゃ時間をかけてハグをするシーンは、音楽も相まってとにかく良かったな。うん、とにかく良かった。良かった良かった。特に何が起こるというわけでもなく静かにモノクロで進んでいくのでとんでもなく眠くなるという点をのぞいては良かった…。
チンタラすな
ウトウトしまくった結果、見終わったあと1時間寝たわ。話は面白かったけどね。スタッフ、出演者全員で寄ってたかって俺を眠らせようとしていた(個人の感想です)。
ねこ、めちゃくちゃいい演技をしていて良かった。
【予告】