映画感想 - イミテーションゲーム / エニグマと天才数学者の秘密(2014)
★★★★☆
【あらすじ】
ナチスが創りだした暗号機「エニグマ」は絶対解読不可能と言われてたんだけど、イギリスが天才数学者のアラン・チューリングを筆頭に頑張って暗号を解き明かそうとする話
【感想】
この前ニュースアプリのスマートニュースのオフィスにお邪魔したら休憩室にエニグマが置いてあって、何やこれと思って色々説明聞いたら興味が湧いたので見てみた。おもろい…。エニグマで暗号化された文書を解読するのにも途方も無い時間がかかるし、毎日0時になったら完全に法則が変わって解き直しになってしまうので1日のうちに解読しなきゃいけない、間に合わなかったら今日1日やったことがすべて無駄になってしまうっていうやばい暗号機にどうやって立ち向かうかという奮闘が良いし、アラン・チューリングのキャラも濃すぎてよかったな。開始20分ぐらいで天才過ぎるがゆえの浮世離れ感が明確に説明されて、そのまま「こいつなら解読できるのでは…」という気にさせてくれる構成が引き込んでくれましたね。
主軸は「暗号を解読した人の評されなかった偉業」を描いているけど、その裏としては発達障害や同性愛やら、昔では「悪」とされていたので誰にも理解されないという孤独さも浮き彫りになっており、そういった意味でも興味深いねえ〜と思いました。敬具