映画感想 - 貞子VS伽倻子(2016)
★★★★★
【あらすじ】
呪いのビデオをうっかり見てしまって貞子の呪いがかかった友人を助けるために奔走する友里と、「入ると呪われる」という噂が絶えない家に導かれて伽倻子に呪われてしまった鈴花を助けるために、霊媒師の経蔵が考えだしたのは「お互いのバケモノをぶつけるしかねえ…」という爆笑必至の策だった。果たしてどちらの呪いが勝つのか…?
【感想】
ジャパニーズホラーを代表する二大強キャラ「貞子(リング)」と「伽倻子(呪怨)」が共演するなんて、こんな夢みたいなことあります??しかも監督と脚本が「コワすぎ!」シリーズの白石晃士????そりゃもう見る前から最高に面白くなるという確信はありすぎでしょ!!!!ということで初日に見てきました。
見た感想は、やはり、「ありがとう」でした。白石監督、ありがとう…。こんなに笑える展開無いでしょ!2時間のうち、1時間半は貞子と伽椰子の恐ろしさを十分にアピールしつつ、呪いを解くにはどうしたらいいか?を丁寧に描いたあとで、ラスト30分のあの目の覚めるような素晴らしい超展開。見事としか言いようがありませんでした。霊媒師の経蔵の「化け物には化け物をぶつけるんだよ」という言葉はホラー映画界の歴史に残る名言になるな…。ニコ生で放送されたらこれを言った瞬間にその言葉で弾幕がブワーっと張られることでしょう…。
今回は特別編ということからか、呪いのビデオの内容と呪いの家の間取りなどが大胆にアレンジされておった。貞子が来るのが1週間後から2日に短縮してたしね。でもそれが良い方向に作用しており、おどろおどろしさもグレードアップしてて良かったですね。やはりかなりの資本が入ったおかげで白石監督のやりたいことがかなり具体化されている印象があったな〜素晴らしかった。
で、白石監督ファンの凸ノさんと一緒に見たんだけど、彼の「監督のキャラメイキングの秘密をすごく知りたい。短時間で印象に残るキャラを作るのがすごくうまいと思う」っていう感想は、確かに〜と思ったな。今回登場する凄腕霊媒師の経蔵と珠緒のコンビにしろ、「コワすぎ」の工藤D、「カルト」のNEO、「オカルト」の宇野さん、「ノロイ」の堀さん、「ある優しき殺人者の記録」のサンジュンなど、めちゃくちゃ印象に残ってるもんね。白石監督の作品を見れば見るほど今作が楽しく見れるので、他のやつも見てほしい!特にコワすぎ!でもこれだけ単品で見ても最高だから!!!マジでネタバレが蔓延する前にラスト30分の驚愕の展開をその眼(まなこ)で確かめて!
ちなみに、夢の共演ということもあって、こんな感じの面白プロモーションにかなり力を入れているのもすごく嬉しい気分になったな。怖いところはしっかり怖い、でもやっぱりめちゃくちゃ笑える、というこのバランス感覚!!!!!!このビッグウェーブに!今すぐ!乗るしか!ない!!!!以上です。それではさようなら
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