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映画感想 - ジェーン・ドウの解剖(2016)

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ジェーン・ドウの解剖

★★★★☆

 

【あらすじ】

ティルデン遺体安置所に、とある身元不明の女性の遺体が運び込まれた。トミーとオースティンの検死官親子は彼女「ジェーン・ドウ(身元不明遺体につけられる仮名)」の解剖を行うが、外傷が全く無いにも関わらず手首足首が粉々に折れていて、舌が切り取られ、肺が焼け焦げ、内臓がズタズタに切り裂かれて、胃には布にくるまれた自分の歯が溶かされずに検出される…など、調べれば調べるほど不可解な状態であった。なんでなん…?そしてジェーン・ドウにまつわる様々な憶測が飛び交うなか、さらに説明のつかない怪現象も巻き起こるようになった。外は嵐。一体何が起こるの…?

 

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北欧産POVの「トロール・ハンター」がカルト的反響を呼んだことでおなじみのアンドレ・ウーヴレダル監督の最新作。「トロール・ハンター」超好きなのでこれはおもろ確定案件や!と思い初日に見ましたが予想どおりめちゃおもろでした。我が目に狂いなし…。遺体安置所+謎の遺体+怪現象という、ホラー的状況が揃いまくった状態で次々とジェーン・ドウにまつわる恐ろしい仮説が浮かび上がってくるという正統派ド直球のホラーでした。いや〜〜〜怖面白い!検死官という専門家が自分の使命である解剖を中断して逃げようとするという決断で、いかに恐ろしいものと対峙しているかが伝わりまくる良い構成だったな〜。

 

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この手のホラーだと、どうせ「ジェーン・ドウが起き上がってなんかしてくるのでは…」と思いがちだけど、なんと最後まで動き出さないという英断も良い方向に動いていましたね。そんなチープなものではなく、それ以上に恐ろしいことが起こるだけに、ただそこにいるだけで十分恐怖という…。一体何が起こるのか、それは実際に見て確かめていただきたいと思います。とにかくワンシチュエーションで解剖のシーンも目を背けたくなるほどグロく、極限まで恐怖の対象を映さずに盛り上げてくれる演出で、正統派ホラー映画としてかなりオススメできる仕上がりでした。「トロール・ハンター」はPOVだったので、これも究極POVでいけるのでは…とちょっと思ったけど、まあなかなか怖いので是非ともご覧ください。ジェーン・ドウがまた白い肌で美しいんだよな〜〜〜おっぱいやマン毛も存分に拝めるし…。敬具。

ちなみに、シネマカリテ主催の「モルグ(遺体安置所)ホラー」のくくりとして、来月には「アイム・ノット・シリアルキラー」も公開されるので、合わせて見に行かなければ。

 

【予告】


【こっちもオススメよ】