にっきにっき

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映画感想 - IT(1990)

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IT

★★★★☆

 

【あらすじ】

アメリカの田舎町デリーに、悪魔ペニーワイズが出没し、子どもをさらっては殺していた。そいつによって弟ジョージーを失ってしまったビル少年は、6人の仲間たちとともにひと夏の冒険の果て、見事撃退に成功する。その後「あいつがまた出たら集まろう」という約束をし、30年。デリーに残っていた仲間の一人マイクは、子どもが殺される不可解な事件を目撃し、「あいつが現れた」と確信する。散り散りになってそれぞれ成功を収めていたビル達は、マイクからの一報を受けて、全てを投げ出してデリーへ戻ってくる。ペニーワイズの悪夢から逃れられるのか…?

 

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【感想】

1990年のやつ。今年リメイク版が公開されるので、予習を兼ねて鑑賞。ペニーワイズ怖すぎるんですけど〜〜〜〜。公開当時、ピエロ恐怖症になる人が続出したという噂があるほどに、ペニーワイズの圧倒的ビジュアルショック。それに尽きますわな。

 

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ウッ

 

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墓を掘るな

 

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やめてくれ

 

で、上映時間が圧倒的3時間。長い。昨今の映画の2本分。前半はマイクからの電話を受けて仲間たちが集まる決意をし、各人のペニーワイズ恐怖エピソード回想が人数分差し込まれていく構成。キャラクター造形をしっかり深掘りしてそれぞれに感情移入させてくれるのが良かった。しかも各エピソードもかなりしっかりしており、ペニーワイズのインパクトもあって冗長にならずかなりポンポン見れるのも何か不思議だったな。「ランゴリアーズ」の時もそうだったけど、スティーブン・キングのめちゃめちゃ長い映画は、尺の割にスッと入り込んでいけるのが良い。また、「ルーザーズクラブ」と呼ばれていじめられていた弱虫7人が結束していく過程を描いていて、さながらスタンド・バイ・ミーのようなジュブナイル系青春モノとなっており、友情ってええな…と思わせてくれましたね。そして時折差し込まれるペニーワイズ。やばい。

 

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後半は再び集まった仲間たちがペニーワイズを倒すために奔走するんだけど、終盤の展開はちょっと悪い意味で「うせやろ…?」となってしまったな。あのピエロのままで良かったのに、何故か形態が変わってしまって、何の変哲も無いホラー映画になってしまった。スティーブン・キングの作品は自身のトラウマが盛り込まれているらしく、この形態も幼少ならトラウマになるだろうけど、いや…ピエロでいいでしょ…。ちょいちょいちょい、と思いました。リメイク版はどうなっているのか気になるところですね。とにかくペニーワイズ怖すぎ!以上です

 

【予告】