映画感想 - ブラックパンサー(2018)
★★★★☆
【あらすじ】
アフリカのワカンダ共和国はめちゃめちゃすげー鉱物ヴィブラニウムの原産地で超都市国家。しかしこれが世界に広まると争いの元になると考えて国交を行わずにひっそりと隠れ潜んでいた。国王でありブラックパンサーであるティ・チャラ氏はそんな感じでヴィブラニウムの秘密を守ろうとしていたものの、キルモンガーとかいう過激派がやってきて「ヴィブラニウムがあれば世界を正しく導ける!ワカンダ攻めようや!」と世界を支配する気満々。ティ・チャラ、どうする…?
【感想】
黒人だらけのスーパーアクション映画。実に、良い。日本人にはあまり馴染みのないような一見目立たなそうなマーベルキャラでも、誇りとアイデンティティをテーマに綿密に描くことでしっかり愛着をわかせて感情移入させてくれる。そこが最高かつ凄すぎるな
アフリカ系の原始的な音楽と民族観をもつワカンダ共和国は、超奇跡鉱物ヴィブラニウムによりむちゃくちゃな超発達技術国家で、マサイの戦士みたいな人が未来ガジェットを手に飛行物体を操縦したりというそのアンバランスさも実に新鮮。そういった細かい背景も楽しめるうえに、キャラクターが皆良かった。国王ティ・チャラの苦悩と挫折の末に大成する姿も良い。戦士としての誇りを重んじ王族に忠誠を誓うオコエ、可愛らしさを持ちながら大胆な性格で戦闘にも参加する妹シュリもかわいい。でもやっぱり一番サイコーなのは悪役キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダン〜〜〜!悲しみを背負ったサイコーにクールなヴィランで、こいつまた売れるな…と思った。「クロニクル」の時から知ってたから俺(←ダサい)
そしてここからアベンジャーズにつながるの、最早ワクワクしかない…。「これはちょっとパスでいいかな」と思わず、是非映画館でどうぞ。
【予告】