映画感想 - 隣人は静かに笑う(1998)
隣人は静かに笑う
★★★★★
【あらすじ】
大学で教鞭を振るうマイケルは、大怪我をした隣人の息子を偶然通りがかって助けたことでお隣さんラング家との交流が深まる。しかしコミュニケーションを進めるうち、このオリバー・ラングという男は何か怪しい…と疑念を募らせるようになる。辛抱たまらず素性を調べると、やっぱりヤバい奴や!と確信する…!な話
【感想】
めちゃめちゃめちゃめちゃおもろい!!!20年前の作品で「ネトフリで見るべき映画!」みたいな記事の中で紹介されてて見てみましたが大当たり。「お隣さんやばくね?」という小さな種を撒き、序盤から中盤にかけてそこから芽を出す不安と疑念をじっくり実らせ、終盤で豪快スリリングに畳みかけてきつつ、とんでもない結末で終わらせる完璧な構成はちょっと後に引きそうな恐ろしさがありました。最悪すぎる〜!真偽不明だけど当時はレンタル禁止されていたらしく、その理由も分かるな…というテーマでした
キャスティングもお見事で、お隣さん役のティム・ロビンスとジョーン・キューザックが無印良品のカタログでモデルになってそうな典型的な良い夫婦に見せつつ、話が進むごとにその笑顔がめちゃくちゃ恐ろしくなる!特に奥さんが後ろから何の音もなくいきなり現れるところはマジで背筋が凍りました。そんなお隣さんを疑い出すのはジェフ・ブリッジスで、今まで割と豪快なジジイの役ばっかり見てたのでこういう繊細で熱意あふれる演技は新鮮でそこもまた素晴らしかったです。奥さんが元FBI捜査官で殉職してる…というあまり見ない設定もストーリーに密接に関わっており、そこもまた良し
しかしこの結末、もしや実際にこういうことあったのでは?と思わせるような感じで本当に怖かったな〜。ほぼ何も言ってないですが、未見の方はこのままあんまり予備知識入れずに見てみてもよいかと思います。驚くから!お〜怖!
【予告】