映画感想 - 最悪の選択(2018)
最悪の選択
★★★★☆
【あらすじ】
マーカスとヴォーンは田舎町に滞在して森で狩りをしていたが、鹿の向こうに何故かいた子供をうっかり撃ち殺してしまう。最悪1〜。近くにいたその子の父親が悲しみにくれヴォーンの持つ銃を奪って復讐しようとするが、マーカスが父親も射殺。最悪2〜。よし、この死体埋めよう。最悪3〜。そんな感じで最悪8000ぐらいまでいく話
【感想】
雪だるま式に最悪を膨らませてしまう胸糞もの。「そんな事したら余計大変なことになるぞ!」と思いながらもそっちに向かって突き進まざるを得ない嫌〜〜な雰囲気に全体が包まれた息の詰まるシーンの連続でした。滞在する村も閉鎖的でよそ者にやや当たりが強く、マーカスが別に起こしたトラブルから疑念を持ち始めてどんどん帰りづらくなり、さらなる最悪が積み重なっていく!そして終盤になって邦題タイトルが「これこそが真の最悪の選択ってことかいっ!」と意味が変わってのしかかる展開もお見事でした
教訓としてはまあフレディ・マーキュリーの父親が口うるさく言っていた「善き考え、善き言動、善き行動をしなさい」いうことに限りますね…おいマーカスとヴォーン!ボヘミアン・ラプソディを1000回見ろ!!!ネタバレ感想ブログを見るとマーカスとヴォーンの関係性からイギリスの社会風刺も見えてくるらしく、確かに〜という印象でした。嫌な気分になりますがオススメです。でも何で人はこんな嫌な映画を作って、見たところで嫌な気分にしかならないのに、人は見てしまうんでしょうねぇ…
【予告】
【胸糞映画関連】