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映画感想 - バニー・レークは行方不明(1965)

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バニー・レークは行方不明

★★★★☆

 

【あらすじ】

シングルマザーのアンはロンドンに越してきた。娘のバニー・レークを保育園に預けて荷解きなどに追われるうちに、保育園からバニーがいなくなってしまう。全く手がかりは無く目撃者もなく、警察も完全にお手上げ状態。挙げ句の果てには「そもそもバニー・レークなんか存在するの?あんたの妄想とちゃいまんの?」と疑われてしまった…!そんなアホな〜!信じて〜!娘どこ〜!?な話

 

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【感想】

60〜70年代の映画はほぼ見ないんですが、人間消滅モノとして今でも語り継がれる完成度をはじめ、シンプルだけど不安になって忘れがたい人の形を模したポスタービジュアル、意味深な邦題などが気になって気になって見てみた。おもろい!!金字塔!!!すごい!!!びっくりした!!

 

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アンが終始オドオドして不安だらけの表情や言動に、最初からバニーの姿をこちら(視聴者)にすら出さずに消える、捜査もなしのつぶて、アンが子供の頃にかつて「バニー」という名のイマジナリーフレンドを作っていた…となってはもう警察と同様に「アンの妄想や…」という気分にさせてくれつつ、そこからこんな風に転がっていきます!?!?と衝撃を受け、本当にまんまと作り手側の思うツボのような反応になってしまいました。この不安と不気味さを煽るストーリーラインに加えて素晴らしいキャストの演技、そして50年以上前なのに今でも通用するこのトリックと演出は映画の本質的な面白さを再認識させてくれました。やはり映画は「良い」…!

 

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意外にもレビュー数が少ないこともあり、今更ではありますが未見の方は是非この衝撃を味わっていただければと思います!カンの良い人は読めるかもしれませんが、私はよっぽどのことがない限り予想が当たらないので楽しめました。

 

【ワンシーン】