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映画感想 - 霊的ボリシェヴィキ(2017)

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霊的ボリシェヴィキ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

謎の施設に集められた、「身近な死に触れたことのある男女」がその体験を語っていく。話していくことであの世との接続を試す実験なのだが、参加者の一人である由紀子が語り出した時、世にも奇妙な出来事が巻き起こる…な話

 

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【感想】

元祖「リング」の脚本家が監督・脚本を手がけたスピリチュアルホラー。直接的なびっくり描写や恐怖体験の再現映像もほぼ無く、ほぼ語りだけで完結させながらしっかりと想像させてくれる確かな語り口がなかなか秀逸で、終始不気味さと不安感が支配する嫌な空気に包まれた映画でした。何が怖かった?と言われると説明が難しいけど、思い出すと少し体温が下がるような、何かただならぬものがありました。「結局怖いのは人間ってことですね」と一番ベタなことを言った奴がいきなりババアに杖で殴られて、その後みんなでロシア語の軍歌みたいなのを歌って散った霊気を整えるオープニングはさすがにかなり笑いましたが…

 

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超低予算で8割語りだけの恐怖体験告白なのでどうしてもスーファミ版の「学校であった怖い話」をプレイしてるような感覚になってしまうのと、終盤の展開が初見ではあまりにも謎過ぎるので「結局なんなんだ」という気分にはなってしまうのであまりオススメは出来ませんが、ちょうど70分空き時間が出来た…というときに見ると暇はつぶせるかもしれません