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映画感想 - d@bbe:精霊の呪い(2013)

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d@bbe:精霊の呪い

★★★☆☆

 

【あらすじ】

医者のエブルは昔からの親友キュブラが悪霊に取り憑かれたという噂を聞きつけ、霊媒師ファルクとともに村を訪れる。しかしエブルはファルクの霊媒術に対し懐疑的で、もしこいつが詐欺師ならキュブラを病院へ入院させようと考えていた。そんな中、キュブラに取り憑いている悪霊「ジン」は人知を超えた恐ろしさに満ち溢れており、怪現象もバンバンおこる…!な話

 

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【感想】

世にも珍しく、レビューがめちゃめちゃ少なく、ジャケ画像も無い、トルコのオカルトホラー映画。なぜ見たかと言うと、POVだったからです。私はPOV大好き。で、こちらトルコ濃度100%でお送りする、他ではなかなか見られないトルコティックルネッサンスなお化け描写がパワフルでなかなか楽しい一品でした。まずトルコ語が謎の言語過ぎるあまり通常の会話ですら不気味な迫力があり、さらにキレまくるババアが早口でまくしたてるやかましさに始まり、でかすぎるノイズで音が割れまくる上にみんなが叫びまくるやかましさもあり、狂ったおっさんが叫びまくってやかましかったり、とにかく終始やかましい!!これがまた居心地の悪い恐怖を煽って良かったんですよね。そして取り憑かれた人の挙動もベタながらこれまた怪演って感じの趣もあり、パワーで畳み掛けてくる!各所で見かける「7175」という数字の伏線もしっかり効いていましたね

 

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そしていちばん最高なのはファルクが見せる霊媒術と、キュブラの家に仕込まれた黒魔術の呪いの道具ですね。特に後者はトイレの便器の中に長年仕込まれてて、出るわ出るわの気色悪さ!こんな呪い方聞いたことね〜って感じの斬新さがあって見応えがありました。その他いろいろトルコ原産〜って感じのオリジナリティに溢れていてよかったですね…。ただ少し残念なのは、あと30分くらいは縮めて90分くらいにならんかったか?ってぐらい全体的に長かったような気がしました。キュブラの村に行く車の移動だけで体感15分くらい費やしてたかもしれない…。2日にわけて見るなどして分散させて見ればなかなか楽しく見れるかと思います。ところでさっき自分で書いた「トルコティックルネッサンス」て、一体どういう意味なんですか?