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映画感想 - スケルトン・キー(2005)

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ケルトン・キー

★★★☆☆

 

【あらすじ】

看護師キャロラインは長年働いた病院を辞め、とある森の奥の邸宅でひっそりと暮らす老夫婦のもとに住み込みで働くことになった。夫のベンは脳卒中による全身不随で話すことも出来ないのだが、働いてく内にアメリカ南部地方に伝わる呪術を妻にかけられているのでは?という疑いを持つ。果たしてその疑惑は本当なのか?そして開かずの屋根裏部屋と何なのか…?な話

 

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【感想】

twitterでオススメされたやつを、「すぐやる課の係長」である私がすぐ見てみました。えらい。全く存在を知らなかったから興味をそそられた、というのもあります。で、こちらは割と平々凡々に進んでいってホラー描写もそこまで…な感じで退屈ね…と思って途切れ途切れに見ていたら、最後の最後でおおお〜!とひっくり返るオチが用意されていてそこは結構好みでした。読めそうで読めない、でも察しやすい人は察する、そんくらいの規模感。私はバカなので前者でした

 

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脳卒中で動けなくなって話すこともできないベンが必要以上に怯える様子や、動けないのに魂を削って窓から逃げ出そうとするとか、そういったシーンがシッカリとした伏線&ミスリードになっていて、トータルで考えるとよく出来てたかもしれません。ただ地味なだけで…。あと、近年ヒットしたスリラー映画もこういう感じのネタがあって、そっちも思い出しました。名前を言っちゃうと一発で今作のオチが分かってしまうので言いませんが、アレです

 

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で、今作の土台になってるのがアメリカ南部地方の黒人文化や土着の呪術信仰で、これが結構独特で好奇心が刺激されるんだよな〜。魔法陣書いて粉まいて血を捧げたりといったよく見る描写以外にも信じる力が強ければ強いほど呪術の成功率が上がるとか、レンガくずを撒くと信仰が強い者はまたげない、など、真偽はともかくとして面白い設定だな〜と感心しました。地味ですが大オチはけっこう良いので是非ご覧ください。敬具