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映画感想 - テシス 次に私が殺される(1996)

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テシス 次に私が殺される

★★★☆☆

 

【あらすじ】

大学で「映像における暴力」という題材で論文を作成していたアンヘラは、教授にスナッフフィルムが無いか探してもらうことにし、残酷ビデオオタクのチェマを紹介される。そんななか教授が謎の死を遂げ、直前に見ていたビデオをアンヘラがこっそり持ち帰って再生したところ、ホンマモンの殺人映像が映し出された。しかもその被害者はこの大学のかつての生徒だった…な話

 

【感想】

フォロワーから聞いたオススメをみるシリーズ。タイトルがまず良い。「次に私が殺される」良い。日本公開時の邦題が「殺人論文」、これも良い。スペイン映画は割とドンデン返しが気持ちいい〜ってやつが多くて、個人的には「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」が至高の逸品と思ってるんですが、これもまた二転三転しながら最後まで誰が真犯人かが分からないスリリングなストーリー展開がなかなか良かったです。「アザーズ」とか「オープン・ユア・アイズ」のアレハンドロ・アメナーバル監督が23歳の時に作った処女作らしい。その若さ!私が23歳のときの話を書こうと思ったら、何の記憶もありませんでした

 

と言いつつ、昨夜ちゃんと睡眠をとったにもかかわらず見てる間ずっと眠気と戦ってしまってたな。96年製作にしてはやけに古い映像でグッと盛り上がるポイントも少なく、劇中で目を背けたくなるほどのスナッフフィルムも「もっとよく見せてくれ!」と言いたくなるところはあったかも。まあここからキャリアを積んで「海を飛ぶ夢」でアカデミー賞をはじめ色んな賞を受賞しまくったって考えると重要な位置づけの映画となりますね。敬具