映画感想 - エクストリーム・ジョブ（2018）

エクストリーム・ジョブ

★★★★☆

【あらすじ】

ポンコツ麻薬捜査班の5人は満足に成果を上げられずにチーム解体の危機だったが、とある国際麻薬組織の潜伏先の情報をつかむ。しかし確たる証拠を掴めず、張り込み続けるのも怪しまれる…ということで潜伏先の向かいのフライドチキン屋を買い取って偽造営業しながら様子を伺っていたのだが、うっかりめちゃめちゃ美味しく揚げてしまい超人気の名店となってしまった！な話

【感想】

映画を愛し、映画に愛されているので試写会にて。いつもありがとう…。はい、このあらすじを聞いただけでバカバカしさが全面に押し出されてて良さしか感じないですよね。全くもってその通り、このあらすじの爆発力でボーン！とジェットコースターが発射し、あとはその余力だけで最後まで突き抜けるような、そんな感じでした

全編緊張感無しで、コメディにステータスを振り切ったシナリオはところどころの小ネタはスベりつつもメインの骨子がシッカリしているため、かなり無茶な急展開も「まあいいよ！」と許せてしまう魅力に包まれています。店が忙しすぎてせっかくの検挙のチャンスを逃して、「なに繁盛させてんだ！」とメンバーの一人がキレるのはどう考えても面白い…。それでもこの激務に追われる副業を通して本業に対する情熱を見つめ直して悪を討とうとする冴えない奴らの成長物語は最後まで応援したくなる！正月が終わる寸前、なにも考えたくない時に公開されるのにピッタリですね

【予告】