映画感想 - ジョジョ・ラビット(2019)
ジョジョ・ラビット
★★★★★
【あらすじ】
戦争の真っ只中、「臆病者のジョジョラビット」とあだ名を付けられた心優しき少年ジョジョは、空想の友達であるヒトラーの助けを借りながら青少年集団のキャンプで奮闘していた。そんなある日、自宅に憎きユダヤ人少女が匿われていることを知り大びっくり大仰天。しかし大人たちに教えられたユダヤ人像とは違い、同じ人間じゃん…と気付き、彼の中の思想が変化していく…な話
【感想】
映画を愛し、映画に愛されているので試写会にて。いつもありがとう…これ、先週見る予定だったけど満席で入れずで「人気すぎ…」と嘆いたものでした。そして本日分、誰よりも張り切って突撃して一番最初に並びました。その価値のあるほど、激烈的な面白さ…。ありがとう…映画という概念…
まずジョジョとヒトラーのかけあいにやられるし、その後ドイツ語版のビートルズ「抱きしめたい」が流れてビートルズばりにヒトラーが迎えられる当時の映像が差し込まれるオープニング、本当の100点でした。そして全編が少年の視点で見た「戦争」を描きつつ、ナチズムを盲信する大人たちによる間違った教育こそが常識のようにジョジョの思想を固めていくという当時の描写がなかなか現実離れしてて怖いところはありましたが、全てを通して人間の優しさが溢れまくり、ジョジョの心の成長が垣間見れる素晴らしい逸品でしたね
ジョジョの周りを取り巻く人々がも〜みんな100点!!同世代の友達ヨーキー、匿われたユダヤ人少女エルサ、キャンプの団長キャプテンK、そして頭の中のヒトラーに、ジョジョのママ!ママ〜〜!!!を演じたスカヨハ〜〜!!明るく強く、暖かすぎるママ〜!!!靴紐結んで〜!!ママ史上、スカヨハ史上最強と言わざるを得ないキャラ造形と演技でした。そしてシリアスと哀しみ、そしてコメディとハートフルが見事に混ざり合った展開を経てのラストシーンのジョジョの表情は本当にお見事で、とてもこれがデビュー作とは思えない…!これ公開したらもっかい見にいこうかな。年明け公開ですので、是非…。敬具
【予告】