映画感想 - キャッツ（2019）

キャッツ

★☆☆☆☆

【あらすじ】

恐怖！猫人間の夜会

【感想】

「キャッツ」の実写版。海外レビューで「☆0〜5で評価するなら、玉ねぎ」といった酷評が話題になったタイミングで試写会の招待状が届いたので、逆に見てみました。個人的な感想を伝えると、すみません、こんなこと言いたかないんですが、より正確に言えば「うんちの筆とおしっこの墨汁で描いた玉ねぎの絵」でした。原作の大ファンの方には申し訳ありません… ※個人の感想です

舞台版は人間がその場で演じてることが前提なので人間がねこのメイクでねこになりきるのが成立してますけど、映画って映像じゃないですか…。いかようにも表現できるのに、何故わざわざ恐怖猫人間みたいな見た目にしてしまうん…？ここは予告編を見たみんなが感じているように、かなり不気味！最後まで慣れない！いっそのこと実写版ライオンキングみたいに完全に動物化してねこ以外出さないようにした方がまだマシだったんじゃない…？本物のねこはかわいいしさ…。このビジュアル、原作キャッツのファンの方はどう思ってるんですかね？もちろん人によってはこれもかわいくて良いと思う方もいるかと思いますし、その気持ちを否定するつもりもありませんが、個人的なヤダみは凄かったです

それと予備知識の無い、酷評を聞いての興味半分で見た人間（私です。ごめんなさい）にとっては、話が全く進まない上に本当にずっとずっと歌ってるのもかなり退屈でした。ビジュアルの気持ち悪さが先行しすぎるあまりそれ以外の演出なども映画としてはかなり普通に見えてしまったし、シナリオ自体も意味が全く分からなくて、そこも「早く終わってくれ」と思ってしまう原因だったかな。ジェリクルって何…？天上界って何…？ずっとどういうこと…？一番盛り上がるジェニファー・ハドソンによる魂の熱唱シーンも予告で散々流れて飽きるほど聞いてるので特に感動も無いという…。クリスマスイブなのに、一人で何を見てるんだ…そんな気分になってしまいました

そしてこれを見終わったあと、Basement Jaxxの「Where's your head at」のPVが無性に見たくなったので、見ました（下記リンク）。世界観はこれとほぼ同じでしたね。不気味の谷に突き落とす斬新なビジュアルのホラーという意味で…。ミュージカル版を未見でキャッツ自体に興味がなく、散々なレビューだけで逆に気になった私のような方は、かなりきっつい2時間になると思います。お気をつけください…。いや、むしろ低評価をつけることすらダサくなる風潮になる気もする…そんな𝑴𝒆𝒓𝒓𝒚 𝑪𝒉𝒓𝒊𝒔𝒕𝒎𝒂𝒔...

【Where's your head at - Basement Jaxx】