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映画感想 - アサシネーション・ネーション(2018)

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アサシネーション・ネーション

★★★★☆

 

【あらすじ】

リリーとその親友のJK4人組は自撮りやガールズトークに明け暮れていたが、ある日街全体が大規模なハッキングに遭い、市長が女装しているやばい姿や校長のロリコン趣味などの様々な秘密がSNSを通じて暴露されていった。住民は暴徒化しその魔の手はリリーにも広がり、さらに情報を漏洩させた犯人であるという濡れ衣まで。キレたリリー達は男どもに復讐の牙を向ける!な話

 

【感想】

まずタイトルが韻を踏んでて良い。「アサシネーションネーション(暗殺国家)」。そして何より全編にわたって妥協を許さぬ圧倒的な映像センスが素晴らしく、開幕2秒ぐらいで一気に引き込まれて行きました。本作のようにSNSやネットを介して秘密が暴露されることが他人事ではない昨今の情勢。それがデマか真実か誰も判断せずに提示された事象を盲信的に鵜呑みにし、身体的・精神的・社会的に対象者を抹殺してしまう…というストーリーはまさに今の日本にもありえそうな話でしたね。さすがに暴徒化するまではいかないし、かなり誇張してはいるけど、その辺は映画的な面白さとして、街が崩壊していく過程は十分見応えがありました

 

で、キービジュアルに使われているメイン4人の女子高生がまたかっけえんですよ!!序盤は普段着もかなりえちえちで自撮りやガールズトークに華を咲かせ、誰とヤッたヤリたいだの下世話な話やホームパーティーアメリカでよくやるやつ)で盛り上がってるごく普通の女子ながら、終盤では赤いコートに身を包み二丁拳銃、二刀流、ショットガンなど装備して「パージ」みたいな仮面を付けてやりたい放題する暴徒どもをぶち殺しまくる!!この対比!気持ちいい〜!監督のサム・レヴィンソンはそこまでキャリアが無いものの、かなりのセンスが発揮されてました。リリーがたむろしている家に暴徒が忍び込む長回しのシーンも緊迫感があってよい!センスあふれる逸品でした。敬具

 

【予告】