映画感想 - 9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019)
9人の翻訳家 囚われたベストセラー
★★★★☆
【あらすじ】
出版社の社長「大ヒット小説第3弾、君らに翻訳してもらうけど情報漏洩厳禁!持ち出し厳禁!シェルターにこもって完成するまで帰れ10!」
9人の翻訳家「「「は〜い」」」
メール「最初の10ページ流出させました。次の100ページ流出させたくなければお金くださぁ〜い」
社長「誰がやったの〜!?」な話
【感想】
電子機器は全て没収、ネット接続無し、原稿は1日に20ページしか配られない、警備員が常駐、原本も鍵のかかったバッグを常にボスが持ち歩く、外界と連絡が取れない地下シェルター、という絶対不可能な状況で、原稿がどんどんインターネットに流出していく…!やめちくり〜!お前らの中に犯人おるんか〜!!というミステリアスなお話。おもろい!私は低脳でほとんど予想が当たらない(そもそも予想しない)ので、中盤以降の逆転につぐ大逆転でウオオオオッ!!気持ちいい〜〜!!痛快〜!!スカッとジャパン〜!!となりました
9人の翻訳家も、小説の主人公を心酔してるイタイ女や丸坊主のロックなポルトガル女、気弱なスペイン人に皮肉屋のギリシャ人などなどめちゃめちゃ個性的。尺の都合で全員をガッチリ深掘りする時間は無かったけどみんなそれぞれ魅力的な見せ場を持たせつつ、各言語でまくしたてる怒涛の異文化コミュニケーションなど、エンタメ的な要素も盛りだくさん。もちろんネタバレ厳禁なのであんまり深いことは言えませんが、満足度はなかなかです。とにかくスカッとする!!!敬具
【予告】