にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

えいが062 - ファイナル・カット

ファイナル・カット
ファイナル・カット
★★☆☆☆

編集者のアランがいつものように仕事をしていると自分の人生を狂わせていた人物を発見して、過去の事実をつきとめようとするお話。生まれた時から脳に記憶チップを埋め込みその人が見たもの全てを記録して、その人が死んだ際にその映像を編集して「 追悼上映会(リメモリー) 」をするという世の中でして、アランはその編集の仕事をしています。「 記憶を記録 」という設定は斬新でして、「 マイノリティ・リポート 」みたいに近未来のシステムをうまく利用して話が進んでいくのかと思ったらそういうわけでもなく、「他人の人生を覗き見していいところだけを切り取ってさも素晴らしい人に仕立て上げるのはどうなの」「二人だけの思い出を勝手に見ないで」とかそういう人間の本質がけっこうえぐられた話だったので、ちょっと最初のイメージとは違いました。もうちょっと設定をうまく活かして快活な感じにできなかったものかなー。

#SF