映画感想 - ザ・レイド GOKUDO (2014)
★★★★★
【感想】
新米SWAT「インドネシアの巨大マフィアと癒着してる警察のしょっぴくためにはトップ同士が賄賂をもらってる決定的瞬間をおさえなきゃ滅ぼすことはできね~~。よし、いっちょスパイになってマフィアに潜入して、その二つの組織と、さらにそこに介入する日本のヤクザも全てぶっ潰してやる!」みたいな感じで潜入捜査官がたったひとりでインドネシア巨大マフィアと日本のヤクザと戦う話
【感想】
前回の「ザ・レイド」では閉鎖空間が舞台で、始まって5分で敵地に乗り込んで、そのまま延々休むことなく死ぬほど戦いまくって終了っていう超絶バイオレンスな仕上がりだったんだけど、今作もマジでアクションと格闘が凄まじすぎた!前作の雰囲気を踏襲しつつ、「V/H/S ネクストレベル」でもゾンビ視点の短編をPOV形式で描くという傑作を生み出した監督ギャレス・エヴァンスの手腕が光りまくっておった・・・。
トイレの中、泥まみれの地面でのバトルロイヤル、狭い車の中、電車の中などとにかくすごすぎる超絶バトルに加えて、今作はマフィアVSヤクザといったフィルム・ノワールの要素もあり、さらに緊張感が高まる仕上がりになっていました。しかもたっぷり2時間半!激アツ~~。日本からは遠藤憲一、北村一輝、松田龍平が脇を固めるという完璧な布陣。
敵キャラクターも、前作のマッドドッグのような「超強い」っていうだけでなく「聾唖の女ハンマー使い」「金属バットで殴りまくる狂人」みたいな特殊な殺し屋も登場して、惨殺のバリエーションがすごい増えてるのも飽きさせない作りになってたな~~。
この鉤爪使いが最強の敵なんだけど、格闘アクションの最高峰を見たぐらいのクオリティですごかった~~。ただ服装と髪型が似すぎているのでもみ合いになった時、どっちか分からなくなったな。あと前作のマッドドッグの俳優の人が別役で登場してたんだけど、完全に見た目がおんなじなのですごい混乱しましたね。その辺は気をつけてほしい。
何からなにまで最高だったんだけど、日本公開分はめちゃくちゃゴア描写が省略されてたな~~。明らかに変な処理がされてたし、ネットにあがってるアゴにハンマーが突き刺さってるのも無かった。土曜の夜に見に行ったのに10人ぐらいしか劇場に入っていなかったから、R18にしてくれ~~くぅ~!
【予告】
【前作】