映画感想 - 変態小説家(2012)
★★★☆☆
【あらすじ】
児童小説から犯罪小説に乗り換えて書き始めたのはいいんだけど、犯罪者を研究してるうちに俺も狙われてるんじゃないかっていう誇大妄想に取り憑かれた小説家が自宅でブリーフ一枚で暴れまわる話
【感想】
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ワールズ・エンド」などでおなじみのイギリスのコメディ俳優サイモン・ペッグが一人でヤンヤンする話。タイトルで「こいつ変態なんだな」って思っちゃうけどあんまり変態性は無くて、どちらかというと幼少期のトラウマから人を信じることができなくて全うな人間として生きられなかった可哀想な人みたいな感じ。まあそういう悲しい側面もありつつ、その辺りはさすがのサイモン・ペッグということでコミカルに描いておったな。誇大妄想が大きくなりすぎて神経がどんどん擦り減らされていったけど、小説に目をつけた大物プロデューサーと会う機会に恵まれる→けど着ていく服がない→コインランドリーに行って服を洗うしかない→コインランドリー恐怖症なんだ・・・!っていう何それ?っていう流れも終盤に行くにつれて軽い伏線も回収されていくのが気持ちいい。
無駄にスーパースローを入れ込む演出も光るけど、邦題のセンスが良くないのでもうちょっと何とかしてくださあ~い。
【予告】