映画感想 - エクストラテレストリアル(2014)
★★★★☆
【あらすじ】
パッパラパーの5人「山奥の別荘でどんちゃん騒ぎだぜ~!!あ~っ!!アダムスキー型のUFOが落ちてきた~!宇宙人がきたぞ~~!!!」
みたいな感じのベッタベタな出だしの宇宙人誘拐もの
【感想】
ホラーPOV「グレイブ・エンカウンターズ」でおなじみのヴィシャス・ブラザーズによる最新作は、原点回帰的なストレートな宇宙人誘拐もの。グレイブはどっちかというと笑ってしまうようなお化け屋敷みたいなバカっぽいホラー映画だったけど、こちらは宇宙人が笑い一切無しで攻めこみまくるっていう話。あれ・・・「V/H/S ネクストレベル」第4話「Slumber Party Alien Abduction」とか、「エリア0<ゼロ>」と同じ・・・!最近攻めが強いエイリアンアブダクションものって流行ってるのかな・・・。でもまあまあ面白かったですよ。
覗き穴から外の様子を見ようと思ったら、あれ何も見えない・・・
と思ったら宇宙人が覗いてた~~!!こわい〜〜!(核爆)
みたいな。すいません、ここだけ切り取ったらコメディ映画みたいですね。でも宇宙人、人の心を操ったりしてマジで恐怖なんですよ!
↑ほら怖いでしょ。舞台となった山奥にはよく宇宙人が出没するらしく、長年勤務している保安官も、奥さんが消息不明になってる。絶対に宇宙人のしわざと信じて疑わない彼は、今回の騒動を機に、絶対に真相を突き止めてみせる!と告白した瞬間に宇宙人に操られて自分の頭にショットガン撃ちますからね。血も涙もないのよ。
ちなみに、こういう宇宙人ものって誘拐されて話は終わっちゃうんだけど、この映画は「誘拐された後」をけっこう描いているのが印象的でしたね。UFOの内部とか、人間をさらってどうするのか、といった人体実験の描写もあり、知的好奇心がくすぐられましたね。宇宙人と政府が協定を結んで事件があってももみ消すようにしているっていうところも救いがなくてよかったな。
原題は「Extraterrestrial」で、そのまま「ET」ってことね。日本での公開予定はまだ無いけど、ヒューマントラストシネマあたりでやるんじゃないかな?
【予告】
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