映画感想 - FRANK（2014） - にっきにっき

★★★★☆

【あらすじ】

ミュージシャンになって売れたい普通の青年ジョンが、問題を起こして欠員の出たバンド「ソロンフォルブス」にキーボードとして飛び入り参加したら、ボーカルが精神の問題上変なお面をかぶったフランクという変なやつでめちゃめちゃビックリするんだけど、そいつのエキセントリックな人間性とクリエイティビティ、バンドの尖り過ぎてる音楽性に惹かれて正式にメンバーとして加入。で、曲作りをしながらひっそりと彼らの動向を記録してyoutubeにUPしてたら比較的大きめのライブからのオファーが来て、売れたい願望が強いジョンとそれに反発する他のメンバー、大きいハコでやることに慣れてなくて精神が不安定になって変なテンションになっちゃったフランクの間で不協和音が起こってなんやかんやする話。

【感想】

ツイッターで「オススメ映画教えろ」って言ったらフォロワーさんが教えてくれたので、見たやつ。このお面のビジュアルしか情報を入れてなくて、スクールオブロック的な痛快音楽コメディかと思い込んでたら割と苦味のあるシビアな話であった・・・。凡人、変人、狂人といろいろ出てきて衝突を繰り返して一度は崩壊もしちゃうけど、またそれぞれの居場所を見つけて前に向かって歩いて行くという構成と、どこを切り取ってもPCの壁紙にできそうな絵力の強さが印象的であった。ただこのバンドが奏でる音楽は最後の曲以外一切良いとは思えなかったな・・・。その「曲の良くなさ」がフランクの人間性を120%伝えているところではあるんだけど。