映画感想 - ホラーシネマ・パラダイス(2010)
★★★☆☆
【あらすじ】
潰れかけの映画館を切り盛りしてるデボラは、数少ないホラー映画好きの常連客にカルト映画を上映していた。ある日の映画上映前、母親がやってきて勝手にこの土地を売却することに決めたことを告げに来た。母親にバカにされて逆上したデボラは頭に血がのぼって持っていたハサミで母親をめった刺しにして殺してしまう。
やばいっ!ってなって気が動転して、客からも「早く映画見せろ!」とせっつかれる。焦りすぎたデボラはうっかり録画していた防犯カメラの映像をスクリーンに投影(そんなことある?)!そこには母親を殺した一部始終が映し出されて「終わった」って思ったけど、意外や意外に観客に「めっちゃ良く出来てるじゃん!」とウケてしまった!
「この手法、ええやん」って思ったデボラは映画館を存続させるため、幼いころからの映画スターになる夢を叶えるために殺人を繰り返してそれを公開するのであった・・・。
【感想】
B級ホラー愛に満ち溢れた、すっとぼけた雰囲気だけど少し悪趣味なカルト作品。とはいえこれよっぽど映画好きで古典的なホラーカルト映画を何本も見てるような人じゃないと愛せないだろうな〜と思いました。大体の人はストーリーは大味過ぎてリアリティは一切無い!グロシーンの演出が微妙!って思ってしまいそうな予感がする。
ただ、発注したギロチンのサイズをミスって頭が入らず、仕方がないのでおっぱいを1個ずつ切り落とす劇中劇は面白かったです。この劇中劇と全体のストーリーの導入は面白かったけど、やっぱりそこからの展開がどうも無理があってあんまり入り込めなかったかな〜。
【予告】