映画感想 - イット・フォローズ(2015)
★★★★★
【あらすじ】
何気なく男友達とセックスをしたら、その男から「うつしたからヨロシク」と言われた少女ジェイ。えっ、何、性病?かと思いきやその日以降、ジェイの目にしか見えない幽霊が、遠くからまっすぐゆっくりと自分に向かって歩いてくるようになった・・・!うつしたってこれの事!?こいつに捕まったらどうなるの!?
男「捕まったら殺されて、また前の奴に戻ってくるんだけど、誰か他の男とセックスしたらそいつにうつるからヨロシク」
女「え・・・?」
みたいになって謎の幽霊からひたすら追い掛け回される、セックスするにも罪悪感しかなくて精神がすり減っていく話
【感想】
めちゃくちゃ低予算らしいんだけど、けっこう怖かったな〜これ。とにかく幽霊的な存在がとにかく「まっすぐ」歩いてくるっていうのがシンプルながら恐怖。
気づいたら至近距離まで来ててババアになってたり(奥の人には見えてない)・・・
片乳ほりだしておしっこ漏らしてる女になってたりと、その形状は毎回変わるんだけど、まっすぐ向かってくるのは変わらない。しかも神出鬼没。
しかも最初の1分ぐらいで「捕まったらこうなる」っていう第一の被害者が↑このビジュアルで「スッ・・・」と現れる時点で「やばさ」が植え付けられるので、マジの恐怖がそこにありました。無駄に恐怖を煽らない演出がとてもすばらしかった!
この手の感染系怖いものといえば代表的なのは不幸の手紙。もしもらったとしても相手のこと考えずに適当に送っちゃえばいいけども、この映画の呪いをうつす手段としてのセクロスに関しては相手の同意無しにはできない行為だし、やったらやったで罪悪感がすごいというものあって、その点でも若者にとっちゃ恐怖過ぎるね。最後はスッと終わった印象はあるけど、謎の幽霊を退治しようと仲間たちが結束して頑張る姿も見ものであった。かなり面白い。
【予告】