映画感想 - ジュラシックワールド(2015)
★★★★★
【あらすじ】
かつてジュラシックパークがあった島に作られた巨大テーマパークのジュラシックワールド。そこではDNAをかけあわせてハイブリッドな恐竜なんかも作られていて一大テーマパークビジネスとして成功しまくってたけど、超絶最強のハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」が案の定逃げ出してしまい、このテーマパークどうなっちゃうの〜!?っていう話
【感想】
「超正統派エンタメ映画や…」としみじみ思いました。とにかく最高や!男は恐竜かロボットか爆発かカーチェイスがあればだいたい満足するんですが、やっぱり恐竜は夢がある…。人間のエゴや汚い部分がこれでもかとばかりに強調されて、それをオリジナルの最凶恐竜インドミナス・レックスや肉食恐竜がけちょんけちょんにしてくれるところが痛快。終盤の対決シーンは、本当にテンションが上がりましたね…映画館でどんだけ叫びたかったか。これはもうホームシアターを持ってる友達の家でポップコーンとコーラ片手に「イエーイ!」とか「うわ〜〜〜!!助けてくれ〜〜〜!!」とかみたいにドンチャン騒ぎしながら見るのが一番いいなと思いました。突っ込みどころ満載のパーティー映画やでこれは。
けっこう人が残酷に食われるんだけど、プテラノドンに連れ去られて散々空中でつつかれて水中に落とされて拾われて何度も何度も水につかって最終的にめちゃくちゃでかい水棲恐竜にプテラノドンもろとも食われちゃう女の人、特にむごすぎるなと思いました。悪い企みを考えてるデブならまあ分かるのに、何故その人がそこまで綿密に襲われるシーンを描いたんだろう…。
人物に焦点をあてると、主役のオーウェンは問答無用でカッコイイ、クレアおばさんは恐竜を我が社の製品としかとらえてないけど最終的に頑張る姿がよかった。ザックとグレイの兄弟の兄ザックは、最初スカしてる感じでパークにも興味なさそうにして避難勧告出てるのに弟を言いくるめてひどい目に遭っちゃうくせに急に「お前は強い、大丈夫だ」みたいに兄貴ヅラしやがったので、巻き込まれたんはお前のせいやからな!!殺すぞ!!と思った。ただそういうバカな人間がいないとスーパーエンタメ映画としての面白さが半減しちゃうから許したわ。緊急時に自らヘリを操作する社長もインデペンデンス・デイを彷彿とさせる無茶苦茶感があって、とにかく恐竜、人物、パーク施設、ストーリー、全てにおいてワクワクを詰め込んだ最高のやつなので皆見ましょう。