映画感想 - エクス・マキナ(2015)
★★★★★
【あらすじ】
大手検索エンジン運営会社で働くエンジニアのケイレブ君が、天才社長に突然呼び出され、ヘリコプターで人里離れた彼の自宅へ。広大な敷地と美しすぎる大自然の中に建っている近未来な豪邸へ入ると「ワイ、完全な人工知能を持ったアンドロイド作ったやで〜〜。今日から一週間そいつと話して、人間かアンドロイドのどっちか見極めてや!」と、招待された目的がチューリングテストだったことが明らかに。
「でもそのテストって最初にアンドロイドって言ってもうたらそれはもうテストする意味なくね?」って思ったし、出てきたアンドロイドのエヴァちゃん、案の定 顔と手以外はメタリックなカバーがされてて完全にアンドロイド。でも話していくうちにケイレブ君は「これ…もはや完全な人間やん…そしてめっちゃかわいい…好きや…」ってなっちゃう。社長の目的、ケイレブの判断、エヴァちゃんの運命やいかに〜!?!
【感想】
2014年にこういうコンピュータに知性があるかどうかの「チューリングテスト」に特殊な条件下とはいえ合格したコンピュータがいたらしいね。
で、この映画に出てくるエヴァちゃんはことごとく被験者のケイレブのツボをついてきたりする。機械の部分が見えてるのが恥ずかしいから服を着てもいい?っつって服を着てみたら花がらのワンピースにショートカットのカツラを付けて、めちゃめちゃドストライク。体型もスーパーセクシーにとか自由に設定できるのにあえてどこにでもいるような「丁度いい女」のサイズで、「何でこんなに俺の好みをついてくるん?萌え袖だし…、もしかしたらこの俺の好みに合わせて造られてるのでは…!?」とすら思わせる。そんな完璧なアンドロイドが「社長は✕✕✕。わたしは◯◯したいの…」って言ったら、そりゃあ協力するでしょうよ…。みたいになってしまう心の動きがリアル過ぎて面白かったな〜。ネタバレするのは無粋なので深くは言えないのでこの辺にしときますね。でも今は映画の中だけだけど、そのうちこういうの実現するんじゃないかな〜。
ちなみに、社長のメイド役が全然しゃべらない日本人だったんだけど、その人の不気味な存在感もとても良かったです。人間みたいなアンドロイドと、アンドロイドみたいな人間の対比も見せつけられるので「一体どれが人間なんだ」と思うことでしょう。町山智浩の感想の書き起こしもあったので、それも読むといいですぞ
【予告】