映画感想 - ボクソール★ライドショー 〜恐怖の廃校脱出!〜(2016)
★★★☆☆
【あらすじ】
いわくつきの廃校を探検する企画に女子高生三人が挑戦することになったが、その廃校はマジやべーお化けがたくさんいたのであった…助けて〜!
【感想】
「コワすぎ!」シリーズでおなじみの白石晃士監督が、「コワすぎ!」のおいしいところだけを濃縮させた4DX専用POV系ホラー。女の子が走ると椅子も揺れる、場内に煙が立ち込めたと思ったら時間軸が変わってしまってる、白石監督お得意の異空間では椅子がゆっくりと揺れて浮遊感を得られる、プールに飛び込むとめちゃめちゃ水がかかってくるなど、4DXの効果を100%使い倒した実験的な映画であった。ただ上映時間が25分しかないので、映画というよりかはディズニーランドにある座って見る映像アトラクション(フィルハーマジックとかアラジンのやつとか)という認識で見た方がいいね。その分内容はめちゃめちゃ濃くて、次から次へと趣向をこらしたビジュアルのお化けもめちゃめちゃたくさん出てきて面白いし、気持ち悪さも相変わらず。まるで気分はジェットコースター。的な。的なね。
お化けにカメラを奪われるのは良かったな
さらにいうとポスターにおもいっきり「大迫茂生(コワすぎの工藤D)」「久保山智夏(コワすぎの市川AD)」と書かれているので、コワすぎファンとしては見逃せないやつでしたね。工藤Dは番人役で出るのは確定していたけど、市川ADはどういう役で出てくるのかっていうワクワク感と、いざ出てきた時の面白さで二度楽しめるのも良かったです。カメラマンはもちろん田代だし、コワすぎ!ファンは必見なやつでしたね。
ただやっぱりストーリーはほぼ無いのと、「コワすぎ!」の延長線上っていう感じは否めないので、一見さんには結構きついだろうな〜とは思いました。まずは「コワすぎ!」で十分に白石ワールドに慣れてから見ましょう。
【予告】