映画感想 - ゾンビスクール!(2016)
★★★★★
【あらすじ】
とある小学校。給食で謎のウイルスが混ざったナゲットを食べた一人の女の子がゾンビと化す!噛まれた子どもや引っかかれた子どもも変化し、やがて児童全員がゾンビに!
次々食われていく教師たち!
なんとか校舎に逃げ込んで生き残ったクセのありすぎる教師たちが共闘してこの窮地を脱しよう!という話
【感想】
「ロード・オブ・ザ・リング」でおなじみのイライジャ・ウッドが製作総指揮&主演に携わった、子どもゾンビが大量発生する痛快ゾンビコメディ。2月20日からだけど何故かシネマサンシャイン池袋は1週間早く上映してくれたのでいち早く見てみました。結果、めちゃめちゃ楽しい〜!!笑いとスリルが完全なバランスで配分された楽しい楽しいゾンビ映画でした!最高!
ゴア描写もなかなか気合が入っているし、教師たちが子どもゾンビを無残に殺しまくっていくという、このご時世によく頑張ったな〜というシーンが多々出てきて素晴らしかったなあ。制作陣の攻めの姿勢を垣間見ることができます。笑えるシーンはとことん笑えて、怖いシーンでもツボをついた恐怖演出が冴え渡るあの緊張と緩和、ぜひ体験して欲しい!
アーティスティックな人体破壊描写は抜かりなし
で、「子ども+ゾンビ+学校内+教師が倒す」というプロットで既にお腹いっぱいなんだけど、これらに加えて「教師のクセが凄い」という要素を極限まで高めてくれていて、さらなる笑いを増幅するのに一役買ってくれました。
イライジャ・ウッドが主役で非常勤講師としてやってくるんだけど、パワー型ブチ切れ体育教師、頭のネジが飛びまくってるコミュ障マジヤバ理科教師、ナヨナヨのゲイ美術教師、警報機を身体に装着してる超絶神経質美人女教師、というラインナップ。どこから雇ってきたんだ!と言いたくなるような素晴らしい人選で盛り上げてくれます。むしろ子どもゾンビそっちのけでこいつらのかけあいが余りにも凄いのでそこだけでも見ていただきたい所存です。
理科教師役は「ソウ」シリーズも手掛ける敏腕脚本家のリー・ワネル。今作では強烈な印象を残してくれます。実際いたら最高にウザいけどめちゃめちゃ面白い!
そしてゾンビ映画では最早あるあるの「今ここにある道具で武装して戦いがち」がここでも!舞台が小学校なので、ピッチングマシン、シンバル、ホッケースティック、フォークで作ったモーニングスターなど、様々なアイテムを駆使して戦っておった。「ロックンロール!!」と叫びながら戦いをおっ始めるのも素晴らしい。
濃厚すぎるキャラクターって印象にめちゃめちゃ残るので、そういう意味でも本当に脳裏に焼き付くゾンビ映画だな〜と思いました。2月20日から全国で公開されるので、見ましょう!実によい!
【予告】
【ゾンビ関連】
ゾンビを燃料にして車をぶっ放すマッドマックス的なゾンビ映画
一家に一人おとなしいゾンビがいる世界の、ほんわか系のゾンビ映画