映画感想 - ポルターガイスト(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
のどかな町の一角にある一軒家に引っ越したのはいいんだけど、何か怪奇現象が起こりまくってる!やだなやだな〜って思ってよくよく調べてみたらこの辺一帯が墓地を埋め立てて出来た土地だった〜〜!そりゃお化けでるよね〜!しかも2階のクローゼットが霊界とつながっちゃって、かわいい末娘がそこに閉じ込められてしもうた〜!助けな〜!っていう話
【感想】
プロデューサーは「死霊のはらわた」とかでお馴染みのサム・ライミ。あまりにも有名なので、基本的なストーリーは見てなくてもだいたい皆分かるというアドバンテージがあるぶん話や展開がスッーと頭に入ってくる上に、単なるリメイクではなくて「スマホの電波を使って怪しいところを調べる」とか「カメラを付けたドローンを飛ばしてクローゼットの先につながった霊界の様子を探る」などといった現代風のアレンジも盛り込んできてくれたのが良かったです。さらに転んでもただではすまない幽霊達と霊界のビジュアルがもうこっちに引きずり込んだろか〜〜〜的な怨念にあふれていて普通に怖いし、それなのに人体破壊系のグロ描写は一切無いので家族で楽しめるという、分かりやすいエンタメホラー映画〜!に仕上がってました。
お化けにめちゃくちゃ気に入られてしまう、マディソンちゃんもかわいかったです。で、オリジナル版を見てないにわかなんですけど、こういう感じのホラー映画って、だいたい大人はポンコツですよね…。そんななか大活躍するのが兄のグリフィン(10歳ぐらい)。こいつがよ〜〜普段寝るときも「電気つけて!」って言うぐらい怖がりなのに、霊界に連れ去られたマディソンを救うために自ら進んで霊界に飛びこんでいくとか…少年の心の成長も見て心が暖かくなる演出もにくかったです。いい少年であった!とはいえあらゆるジャンルで一番カッコイイことを成し遂げるのは川尻早人(ジョジョ4部)ですがね…。
オリジナル版厨は「本家は超えてない(笑)」って絶対言うだろうけど、そういうマイナス評価を見たらきっと楽しいものも楽しめなくなってしまうので、あまりそういうのは鵜呑みにせずに見ましょう。単体で見たら普通によく出来てたな〜と単純に思ったんだけどね。ちなみにこちら、去年の夏に海外で公開されたのに日本ではちっとも公開の目処が経ってなくて、3/4説もあったけど中止になってDVDスルーされたそうです。不遇だな〜。
【予告】