映画感想 - クリード チャンプを継ぐ男(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
かつてロッキー・バルボアと死闘を繰り広げたアポロ・クリードには、愛人との間に出来た息子のアドニスがいた。アポロがリング上で死に、実母が死んだことで施設を転々としていたが、本妻に引き取られ豪邸で暮らすことに。定職にもついて何不自由ない生活を送るが「やっぱ俺ボクサーになりてえ」という気持ちが燃え上がり、一念発起して家を出る。そしてフィラデルフィアで余生を過ごしていたロッキーの元を訪ねてトレーナーになってほしいと頼み込む。最初は断っていたが、やっぱり才能に光るものがあったので引き受けることにした。ロッキーとアドニスは果たして最強のチャンピオンになれるのか?
【感想】
ロッキーシリーズは一つも見てないのでにわか野郎と罵られるかもしれませんが、今時恥ずかしいぐらいのまっすぐな人々、まっすぐなストーリーでめちゃくちゃ好感が持てましたね。アドニス役は「クロニクル」で陽気なリア充を演じたり、「ファンタスティック・フォー」で何故か黒人なのにヒューマントーチを演じて「すでに黒焦げになってる」と言われたことでおなじみのマイケル・B・ジョーダンなので親近感がわいてたし、スタローンは言わずと知れた奴なので安心して見れるというかね。
しかし映画でボクサー役演じる人って、マジでプロボクサーになれるんじゃないか?といつも思いますよね。
何なんだこの体つき。
ところで、ロッキーがトレーナー、アポロの息子、そしてフィラデルフィアに移住して一瞬でできた彼女など、あまりにも順風満帆で行き過ぎてたのでこのまま普通に最後の試合も勝つだろうと思ってたところ、意外とそういうご都合主義的に終わらなかったところもなかなか良かったですね。そういうの飽きてる大衆の心理をよく読んで脚本練ったなと思いました。あと中盤のアドニスの初試合のシーンは、開始から終了までノーカット長回しにしてましたね。めっちゃ緊迫感出てましたけどどうやって撮影したんだろ。