映画感想 - バケモノの子(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
両親が離婚して心が荒みすぎた9歳の少年・蓮。大人たちのいいなりにはなりたくないと家を飛び出して渋谷を徘徊。腹が減ってうずくまっていたら突然クマのようなバケモノに突然出会ってびっくらこいたが、気になったのであとをついていくとさっきのバケモノたちが住む異世界「渋天街」に迷い込んでしまった。ちょうどバケモノ界では長老の継承儀式が行われるが次期長老になる儀式の参加資格として弟子を取る必要があったため、さっき出会ったクマの熊徹は人間である蓮を弟子にする。かくしてバケモノと人間の奇妙な共同生活が始まるのであった。
【あらすじ】
この細田守っちゅう人は、非常に丁寧なアニメ映画を作ってくれまんなあ…。世界観、キャラ造形、そして人間とバケモノがたがいに成長していく過程など、ス~っと入ってくる…。人間は誰しも心に闇を持っていてふとした瞬間に大きくなっていくんで、気をつけなはれや…というまあ現実でもよく言われることをうまくストーリーの重要なテーマとして説教臭くなく取り入れておってね…。良かった良かった…ちょっとアニメ特有のセリフ臭いところはあったけど(ヒロインの楓が特に)(これは単純に声優担当の広瀬すずのことがあまり好きではないから)、それを差し引いても良かった良かった。
あと、渋谷がめっちゃ出てくるんですけど、この尋常じゃない描写力、なんなん…?って思いました。手に取るように場所が分かるので、これはトレース疑惑が疑われますね…。