映画感想 - 【応援上映】KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016)
★★★★★
【あらすじ】
※すみません、見たはずなのに、記憶がありません
【感想】
先日、キンプリを見に行った会社の後輩が「まじでやばいんで一回見た方がいいですよ」という話で盛り上がりました。そのやばさはある程度ネットの記事などで読んだことがあったんですが、実際に体験してみなければ分からないこともあるので、予備知識はおろかアニメも2年半前「キルラキル」以降見てないようなにわかのわたくしが僭越ながら見させていただきました。
感想を一言で申し上げますと、「生きててよかった」です。こんな映画を創りあげ、それを「応援上映」という新たな形式で劇場で解放し、応援上映自体の文化を築き上げ、それに全力でのっかる女性ファンの皆様の結束力、全てが合わさって本当に凄まじいことになったな…という感想しかありません。エイベックス・トラックス、ありがとう。タカラトミーアーツ、ありがとう。タツノコプロ、ありがとう…そんな気分で満ち溢れ、劇場を出た外の世界が光り輝いておりました…。
ストーリーについては一切理解できないんですが、ライブやダンスバトル中の「笑わせ力」の水準が本当にとんでもなく、物理的にくすぐられてるのかな?と疑問に思ってしまうぐらい大爆笑してしまいました。EZ DO DANCEの曲にのせてダンスバトルが繰り広げられ、途中で巨大な聖剣が天空から降り注ぎ、その一太刀を腹筋で受け止め、挙句の果てに「自爆する気かーッ!?」という言葉ともに爆発が巻き起こるってそんなことある?何を言ってるかわからねーと思いますが、マジでそういうシーンがあったんです。確か…。でもよくよく文章を読み直したら完全な嘘くささが出てきたんで、もしかしたらこれらのシーンはわたしが見た「夢」かもしれません…。ですがその真偽はぜひ劇場で確かめていただきたいと思います。
「応援」という形式もマジで最高に面白く、統率のとれたチームワークにはもう瞬きをする暇も与えないほどの素晴らしさ、美しさがありました。光る色を変えられるサイリウムを二本装備し、キャラクター登場時にはそのテーマカラーに合わせて色を変えて振りまくり、キャラがグルグル回ったらサイリウムを回転させ、教会のシーンではサイリウムを二本とも白に切り替えて十字架の形にし、キャラが「はいっ!」と答えたら「いい返事〜!!」、自転車のそばに荷物おいて、近くのベンチで話を始めるシーンで「荷物とられるよ〜!」という絶妙なコールアンドレスポンス、そして上映前に流れたセブン&アイグループのCM中にサイリウムを赤と緑に変えて揺らす、など興味本位で見に来た我々の想像を遥かに凌駕するパフォーマンスを見せてくれ、ある意味感動すらしました。最後列で見ることで映画と応援の総合力を客観的に見ることが出来たので、それも良かったなと。そんな怒涛の1時間(短い)が終了し、劇場から外に出てみると世界が光り輝いて見えたのも不思議ではありませんよね…。はい。
アニメ嫌い、キンプリ知らない、男だ女だといったそういう壁を全て取り払って全ての人に等しく最高の体験ができるので、劇場でぜひ一度だけでいいので見てほしいな…と思いました。しかし応援上映という形式、本当に素晴らしいのでいつかマッドマックス応援上映とかやってほしいな…。
【追記】
公開前の、監督の悲痛な叫びの書き起こしを教えてもらったので、あわせてご紹介させていただきます。
映画キンプリを見てください。監督の菱田さんのニコ生での大事なメッセージを書き起こしました
【予告】