映画感想 - デッドプール(2016)
★★★★★
【あらすじ】
傭兵ウェイド・ウィルソンは、バーで出会ったヴァネッサと恋人同士になり年中イチャイチャしていたが、結婚を決意したタイミングで末期ガンが発見される。人生に悲観していたところで、突然現れた謎の男の誘いにのって治療と引き換えに人体実験の被験者となる…。
しかし収容された施設でフランシスという男から告げられた真の目的は、超人的なパワーを付与して闇市で売り飛ばすことだった!やだ〜!そして実験と称して拷問を受け続けた結果、ガン細胞が暴走して顔面が醜く変貌してしまう!え〜んイケメンが〜!で、なんとか施設から逃げ出したウェイドは不死身の復讐人デッドプールとなり、元の姿に戻るためにフランシスの消息を追うのだった。
まど開け閉め開け閉め
【感想】
正義でも悪でもない斬新すぎるニューヒーローのデッドプール!評判通りアクションはカッコイイ、ギャグも満載、ひたすら飄々と物事を進めるスタンス、今までのヒーローとは違いすぎる性格がめちゃめちゃ楽しかったな。マーベルの割にR15なので血しぶきブッシャー、首スポーン、セクロスバコバコとファミリー向けではなかったが、本人曰く「ラブストーリー」とのことで、はい、見て行ったら確かにそうですねと頷きました。「第四の壁」を破って映画を見ている人に語りかけてくるという原作でもある(らしい)シーンもあって、とにかくヒーローものの常識が覆りまくるので必見であった。攻めすぎ。
話はかなりアッサリしててあんまり深みは無かったけど、もともとデッドプールはこんな性格なのでまあ許せるかな、という印象ではあった。あと自分はストーリー周りの予備知識は一切入れずに見たせいで「X-MENの世界での話」てことを知らず、デッドプールしか超人が出てこないと思ってたんですよ。そしたら何の前触れもなくコロッサス(メタリックボディで気は優しくて力持ち)とX-MEN訓練生ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(こっちは知らない)が出てきたかと思ったら、さらに敵のフランシスやエンジェル・ダストまでスーパーパワーをもっていたので「急に何なんだ」となりました。なので、「そういう世界だぞ」と認識してから見た方が吉ですね。あとそのミュータント達の能力がみんな軒並みめちゃめちゃ平凡だったのがちょっと気になったな。
デッドプール=不死身
コロッサス=怪力金属
ネガソニック=パワー放出
フランシス=痛みを感じない人
エンジェル・ダスト=怪力
だもの…。デッドプールがいなかったら全然成立しなかった気もするが、それを差し引いてもめちゃくちゃ痛快で面白かったので是非見るといいと思います。続編も早速作ってるみたいなので、もっと大活躍してほしい!マーベル・シネマティック・ユニバースとは絡み無いのかしら。
【好きなシーン】
「わ、ヒーロー着地やるんじゃね!」
ヒュー、ドスン!
「や〜すごい、でもあれマジで膝にくるよね」
緊張感なさすぎ!コロッサスとネガソニックも完全に無視してるのもいい
【予告】