映画感想 - ゾンビーワールドへようこそ(2016)
★★★★★
【あらすじ】
幼なじみのベン、カーター、オーギーは3人きりのボーイスカウト(しかも童貞)。太っちょのオーギーはスカウト活動が大好きだが、カーターは今後モテるためにはこの活動が足かせになると思い、ベンとともに辞めようとしていた。
左から、オーギー、ベン、カーター
そんな折、イケてるグループから招待制の秘密のパーティーに誘われたカーターはテンションブチ上げ。カーターは「これで童貞卒業できるわ!」と意気込み、ベンも思いを寄せてるケンドールちゃんもそこに行くから上手く行けばワンチャンあるかも…!?となっていたが、あいにくその日はオーギーの「ボーイスカウト活動の集大成である最高ランクのバッジ授与式」が行われるキャンプの日だった。
とりあえず普通にキャンプして、授与式終わらせてオーギーが寝静まった後に抜けだして会場に行こうとする…が、直前でオーギーが起きてきて問いつめられる二人。言い訳をしているうちにボーイスカウトを辞めたがってることも告白してしまい、「スカウトは永遠に」と誓い合った今までの友情に亀裂が入ってしまう…。
それでもパーティーに行きたいのでオーギーを振りきって車で街に戻ってきたベンとカーターは、ある違和感を覚える。活気にあふれた街なのに、何故かひとけが全くないのだ。不穏な空気もあったけど、いつも用心棒が入り口をふさいで入れなかったストリップバーも開いてる!ラッキー!パーティー前に入ろう!と童貞思考でバーへ直行。しかしそこにいたストリッパーや用心棒はゾンビに成り果てていた!
えっ何で何で!?どういうこと〜!?すんでのところで美人ウェイトレスに助けてもらったが、街はもうゾンビで溢れていた。ゲゲ〜どうしよ〜〜!いや、待てよ…?こんなゾンビだらけの世界で窮地に陥ってるからこそ、今までのボーイスカウト活動で得た知識をフルに活用してモテない俺たちがヒーローになるのだ!!!ってなる話
【感想】
は〜〜〜めっちゃおもしれ〜〜〜〜最高!!!!!ゾンビものに「非モテボーイスカウトが奮闘する」という要素をのっけたら、そりゃ面白くならないわけがないですよね…。いざという時に頼りになるベン、女大好きカーター、ボーイスカウト命のオーギーの魅力的すぎる幼なじみスリーピースがガッチリハマって危機を乗り越えていく姿はめちゃくちゃ熱くなれる!
基本的に笑えるシーンを散りばめつつ、童貞なのでお色気や下品なシーンもふんだんに盛り込まれて凄まじく楽しいゾンビ映画に仕上がっておった…。コメディよりのゾンビ映画が溢れがちになっている昨今の中でもまれに見る良作かと思います。前述の通り熱いところはすこぶる熱いので最後までハッピーな気持ちに包まれた逸品であったな…見終わった後の多幸感がすごい。ありがとうと言いたくなる。ありがとう、ありがとう、モテない男たちの友情を描いてくれて…。
具体的に下ネタのシーンを挙げますと、女ゾンビが柵に引っかかって服がはだけておっぱい丸出しになって…
ワーオ…!
せっかくなんで一回もんでから逃げる!!バカすぎ!!!
という最高のシーンもありました。こういうエロバカネタ満載でいきつつも、3人の友情がどんどん固まっていくのが本当に良かったな…うっうっ…彼らの友情が(プライベートでも)いつまでも続きますように…。
そして3人と行動をともにする真のヒロイン・デニースさんはかなりド直球なお色気担当だったんだけど、強くて頼りになる上に童貞を飼いならすサイコーにホットな美女で物語に箔をつける素晴らしい役どころでした。とにかくエッチなボディが素晴らし過ぎたな…。
あとゾンビをぶっ殺す人体破壊描写に関しても、なかなかクオリティやクリエイティビティにあふれていて、しっかり予算使って描いてるなあ〜という印象もありました。そこそこのグロさはあるのでそこだけ注意だけど、グロ苦手な人も本当に最高だから見て欲しい…。メインは童貞三人がモテようとしてるだけだから…!
イケてるグループがたむろするクラブハウスにもゾンビが押し寄せて大混乱になるけど、そんな窮地を救うためにホームセンターでカスタマイズした武器を手にこんなにカッコ良く登場したら、そりゃもうヒーローですわ…。最高の一品!!!ぜひ見ましょう!!また例によってヒューマントラストシネマ渋谷かシネマカリテ辺りで上映するかな?と思ったら残念ながらDVDスルーになってしまったので、この記事見た帰りに必ずTSUTAYA西五反田レンタル館へ走れ〜〜〜!!今日からレンタル開始だから〜〜〜!!
【予告】
↑消されてるみたいになってるけど、普通に再生できる
【最近の良さゾンビ映画】
小学生がゾンビになって、クセがすごい教師が奮闘する
ゾンビを動力源にして装甲車をぶっ放すマッドマックス系ゾンビ映画