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映画感想 − イップ・マン 序章(2008)

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イップ・マン 序章

★★★★★

 

【あらすじ】

1935年中国、佛山最強と評される詠春拳の達人イップ・マンは家族とともに平穏に暮らしていた。強さに溺れない武人としての誇りと戦った相手に敬意を表する紳士的な姿勢から皆から慕われていたが、日中戦争の影響で日本軍に邸宅を奪われ、極貧生活を送るハメになる。満足にものも食べられず、稽古に当てる時間もない。しかし虐げられた町人のために、再び詠春拳をふるう…!という話

 

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【感想】

お〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!ドニー・イェン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!めちゃくちゃかっこいい〜〜〜〜〜〜!!!最高〜〜〜〜!!!!!名前だけは知ってた割になかなか見る気が起こらなかったんだが、めちゃくちゃおもろいやん〜〜〜〜!!何で誰も教えてくれなかったん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜??!?!?!?!?!?!

 

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イップ・マン(変な名前)はブルース・リーの師匠として詠春拳を世に広めた実在の人物で、これがマジでめちゃくちゃ強いんですわ。強すぎて、全くダメージ食らわないのがすごい。マジの最強。ジャッキー・チェンとかはユーモア交えてギリギリで勝つイメージがあって、それはそれで新たなジャンルを切り開いてくれたけど、イップ・マンは笑い抜きで最強。伝説。最強。リュウ師匠との手合わせ、野蛮な道場破りとの対決2回、日本軍の空手家との10人組手、そしてラストの一騎打ちと作中で何度か戦うのに、まともにダメージ食らったの2回ぐらいしか無かったんじゃないかな。全ての攻撃を受け止め、かわし、受け流す。裾の長い武闘着に身を包んで舞うように戦うその姿はマジで惚れ惚れする美しさ。

 

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とはいえストーリーラインはやや重い感じではあった。中盤以降、日中戦争のあおりを受けて何不自由ない暮らしが崩れ去り、肉体労働を強いられ、慕っていた友人が日本軍にどんどん殺されてしまうという鬱展開…。普通なら怒りと悲しみに包まれて我を忘れてもいいはずなのに、武人としての誇りを目に宿したまま日本軍には一切媚びずに全員蹴散らしていく姿、マジで最高胸熱100%伝説過ぎたでしょ…。佛山の人びとにもたらされた「希望」だったわ…見てる自分は日本人なのに、「こいつら全員懲らしめてくれー!!イップ・マンーーーー!!!」とすら思ったからね。それだけ熱かったんや…。

 

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最後に試合を行う日本人の三浦閣下がドラマ版GTOにも出てた池内博之で、これもまた良かった。傲慢な佐藤とは正反対で、ただの悪役ではなく強者を認める空手の使い手。こっちもまためちゃくちゃ強いことがイップ・マンとの対戦前に存分にアピールされて、「イップ・マンにボコボコにされるフラグ」がビンビン立ちまくるところも含めていい仕事をしたな…と思いました。サモ・ハン・キンポーに一ヶ月みっちり武術指導を受けて、撮影中も気絶したりしたそ〜です。

マジでめちゃくちゃ面白かったから続編の「イップ・マン 葉問」も可及的速やかに見なければならないし、日本で公開されてない「イップ・マン3(マイク・タイソンと戦う)」も見たいよ〜〜〜〜〜〜。公開してくれ〜〜〜〜〜〜!

 

【予告】