映画感想 - 地下に潜む怪人(2014)
★★★★☆
【あらすじ】
ハイスペックで野心に燃える考古学者のスカーレットさんが、不老不死になれるお宝「賢者の石」がパリの地下墓地に眠っているという手がかりをつかんでクルーを引き連れて潜入する。しかし次第に恐ろしい超常現象が次から次へと一行に襲いかかってくる〜!私たち一体どうなっちゃうの〜!な話
【感想】
ハムナプトラやらインディ・ジョーンズを彷彿とさせる洞窟探検系のPOVホラー。序盤はなかなかゆっくり進んでいくけど中盤にかけてかなりテンション高めの超常現象が起こるジェットコースター的展開が楽しい逸品でした。スカーレットさんのグイグイ引っ張っていく感じもよい。かわいいし。
突然血だまりから手が伸びてくる!そんなバカな〜!
石像が襲い掛かってくる!うそでしょ〜!?
何故か地下に燃え上がる車があって、その中に登場人物の一人が吸い込まれていく!ここからさらにすごいことが起こる!これは本当にすごいので本編で見て欲しい!
などなど、あれこれ趣向をこらしたファンタジックなビックリ描写がとても記憶に残ったな〜。過去に犯した過ちが具現化して襲い掛かってくるという点もただ驚かすだけではなくいかに飽きさせないか?という工夫も見えて好印象でした。
地下に張り巡らされた仕掛けは全て昔の神話に基づくもので、スカーレットさんの「そういえばこんな言い伝えがある…!」みたいな閃きがリアル脱出ゲームに、そして隠し通路をどんどん発見していく感覚がゼルダの伝説に近くて、本当に冒険をしているかのような感覚になりましたよね…。この辺はかなり子供心をくすぐってくるのでオススメですぞ〜。
ちなみに、邦題にあるような具体的な怪人は特に出てきません。洞窟全体が呪われているのだ!
【予告】