映画感想 - フッテージ・デススパイラル(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
DV夫から逃れるために空き家に引っ越してきたお母さんと双子男子。しかしその空き家には謎のビデオカメラとスナッフ・フィルム、そして双子にしか見えない幽霊が…。一方そのころ、作家のエリソンが殺された事件でウンザリして辞めた副保安官が、Mr.ブギーによる死の連鎖を止めるために再び立ち上がる。
【感想】
不気味なスナッフ・フィルムが記憶に残る「フッテージ」の続編。今回は双子がMr.ブギーとその子分幽霊の餌食になるんだけど、この映画のキモであるスナッフ・フィルムが、前回よりもクリエイティブ精神が見られて非常によかったな〜。
ワニに順番に食わせる!
クリスマスに雪に埋めて凍死!
床を水浸しにして、電気バリバリ!
「ネズミ」と「焼き石」を使って殺害!これはすごい!!
最後のはかなりすごくて呆気にとられてしまったので実際に見てほしいなと思いました。ストーリーに関しても、Mr.ブギーの子分に目をつけられたけど否定し続ける双子の弟と、自分の方が適任だと思っている兄の間での駆け引きが前回には無かった点と、前回脇役だった副保安官(名前が無い)が一気に主役に躍り出て解決しようと奮闘する姿が良かった。前作も見ておいた方がより楽しめるので、ぜひセットでどうぞ。わたくしはこのために前作見直しました(NETFLIXにあるぞ!)。
で、この映画、「驚かされた時のビビるリアクション」が神がかってるんですよね。前回ではイーサン・ホークがスナッフ・フィルムを見ながら突然大きな音が出た時のリアクション、天井裏に顔を出していきなりMr.ブギーが現れた時にハシゴから思いっきりスベリ落ちるリアクションは「アイ・アム・サム」の階段落ちを彷彿とさせるんですが、そのビビリイズムはしっかりと元保安官に継承されていました。
この後、後ろの壁を突き破ってぶっ倒れるのめちゃめちゃ面白かったです。
【予告】