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映画感想 - マザーハウス 恐怖の使者(2013)

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マザーハウス 恐怖の使者

★★★★★

 

【あらすじ】

夫を殺し、息子が失踪してしまった罪で終身刑になってしまった妻のドゥルセ。投獄してあっという間に30年が経った後、すっかりババアになってしまったドゥルセは家に戻って余生を過ごすことになった。釈放ではなく自宅軟禁で、そういう国の制度があるそうだ。そしてババアのカウンセリング担当になった神父は、30年前のあの日、一体何が起こったのかを聞き出すことに…。

 

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【感想】

twitterでおすすめされたベネズエラの映画。何も情報も入れず、何の期待もせずに見たんだけど、あまりにも最高すぎて震えが止まらず、1日で2回も見てしまった…。お、お、お、面白すぎ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!パッケージを見て、オカルト系ホラーかな?家の中にいる謎の存在が出てくるしょうもないホラーかな?と思った自分を殴り殺したくなるぐらい、見る者すべてを唸らせる緻っっっっっ密に構成された超絶脚本が炸裂したSF+家族愛+ミステリーの超名作でした。すごい!!!

冒頭でドゥルセは誰も殺してないことが分かるんだけど、そもそもの誰が夫を殺したのか?息子はどこに消えたのか?という謎がここまで予想外に、しかも明瞭に解き明かされていく過程はため息しか出ませんね。

 

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時間軸は1981年の「事件が起こる前日譚」と「事件当日」の二日、そして2011年の「ババアドゥルセ」の三つがメインになっていて、目まぐるしく時代が行き来しながらも非常に分かりやすくまとまっており、ドゥルセと息子、そしてこの不自然なまでに大きな家にまつわる話が交錯し、後半30分で、全てのシーンに張り巡らせていた数々の伏線を見事にズババババ〜っと回収していって涙なしでは見れないトゥルーエンドへ…。本当に凄まじいものを見たな〜という清々しい気分になりました。うっうっ…。これはぜひ「すごい」という情報だけを携えて調べずに見て欲しいと思います。本当はタグ付けすらもネタバレになるなと思って意図的に入れてないタグもあるぐらいで、それも大事なスパイスとなっております!そのまま!そのまま何も調べずに!何も分からない状態で!今日の帰りにでもTSUTAYA西五反田レンタル館に走って借りに行ってくれ〜〜〜〜!!!頼む〜〜〜!!

 

【予告】

 

ただ邦題のせいでB級がすごくなってるのは目をつぶってください。恐怖の使者って何だよ〜。原題は「The House at the End of Time」。とにかく最高だから今すぐ見ましょう