映画感想 - SPY/スパイ(2015)
SPY/スパイ
★★★★★
【あらすじ】
CIAエージェントのスーザンは、凄腕スパイのブラッドリー・ファインとタッグを組んで遠隔からサポートする仕事をしていた。ある日の依頼は、スーツケース型核爆弾の闇取引を阻止すること。問題なくこなしていたがファインが罠にかかって殺されてしまった!え〜ん!イケメンだったのに〜!
そしてファイン殺されたことで闇取引が着々と行われる…!それを阻止するために現場に駆り出されたのは、他でもないスーザンだった。今まで顔が割れていなかったので潜入捜査しやすいと判断されたからだ。そんな感じのぽっちゃりおばさんのドタバタスパイ活劇
【感想】
リブート版「ゴーストバスターズ」のポール・フェイグが監督し、同じく「ゴーストバスターズ」アビー役のメリッサ・マッカーシーが主演したコメディスパイ映画。興行収入的に大ヒットしたのに、何故か国内ではDVDスルーなのであった。悲しい。コミカルなストーリーと散りばめられたギャグ、メリッサ・マッカーシーの可愛さ(マスコットキャラ的な意味で)と変装用のめちゃくちゃな衣装の良さ、脇を固める完璧スパイのジュード・ロウなどなど。様々な要素で畳み掛けてきてすごい面白かったな。劇場公開してくれよ!
そして何よりも一番最高だったのは、ジェイソン・ステイサムの使い所ね。ステイサムといえばいつもガッチガチのアクションを完璧にこなす肉体派の渋すぎる俳優なんだけど、この映画では超ポンコツだった。
服がドアノブに引っかかってドアに頭ぶつけて気絶!
ヘリコプターの足につかまるが、無様に落ちる!ダサすぎる!
同じ日に「メカニック」という機械のように完璧に暗殺仕事を行うステイサムを見ていただけに、いつものイメージを逆手に取ったこのギャップは本当に楽しかったな。懐の広い男だよ…。「ゴーストバスターズ」も「SPY」も完全なおもろだったし、ポール・フェイグ監督はなかなかただものじゃないね。何も考えずに見れるポップコーンムービーや!
【予告】