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映画感想 - マインズ・アイ(2015)

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マインズ・アイ

★★★★★

 

【あらすじ】

1980年代、超能力者が起こした事件が水面下で増加したのを鑑みた政府は、民間企業に投資して超能力者を兵器として利用する研究所を設立。しかし超能力者の反発も激化していく。

そんな中1990年、ザックというなかなかすごい力を持った超能力者が警察に確保される。そこに颯爽と現れたのは、超能力研究所の所長スロヴァク。彼はザックにある提案を持ちかける。「研究のために身を捧げてくれれば、所内にいる恋人のレイチェルに会わせてあげよう」と。ザックは消息不明だったレイチェルに会えるなら…という条件で渋々研究所へ行くが、スロヴァクにはある「裏の計画」があった…。果たしてザックとレイチェルの運命は?

 

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【感想】

90年代が舞台の、低予算B級サイキックホラーアクション。これ、なかなか面白かったですわ…。80〜90年代を雰囲気を感じさせる王道の超能力バトルと、「スキャナーズ」を彷彿とさせる顔面爆破をはじめとするゴア描写、赤い照明たきすぎでは?と思うぐらいのどぎつい赤のコントラスト、分かりやすすぎるストーリーラインが合わさってとても良い仕上がりになっておりました。良い…。

 

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うおおお〜!

 

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ボキ 

 

ザック達が使う超能力は意外と微弱で、銃弾・注射といった小さい物を動かすぐらいの程度。念力で人を殺すとなるともう瀕死になるぐらい体力を消耗してしまう…という絶対的なパワーが無いという設定も良かった。しかし終盤に差し掛かると段々と怒りのパワーと背水の陣で強大なものになっていってどんどん盛り上がっていく…!これがサイコーだった!ザックとスロヴァクがにらみ合って超能力が拮抗し、お互い血涙を流し吐血してうめき声をあげながら少しずつ浮いていくシーンは爆笑必至です(本人たちはいたって真面目)。

 

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監督はジョー・ベゴス。過去には「人間まがい」というこれまた低予算のホラーを作っており、これもまら良いんだな…。キャストについても、主役のグラハム・スキッパーはダニエル・ラドクリフに似てるし、「スウィング・オブ・ザ・デッド」のベン役の人も出ていた(とてもいい殺され方をする)し、レイチェル役のローレン・アシュリー・カーターも美人。

古き良きゴア描写がとにかく素晴らしかったので、耐性ある人は是非見てもらいたい一品です!タイトルロゴやテロップのフォントなども2015年制作とは思えないほど時代を感じさせていいです。

 

【予告】