映画感想 - サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース(2012)
サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース
★★★★☆
【あらすじ】
クリスマスで浮かれる田舎町には、サンタの仮装をする人々がたくさんおった。家族で過ごすはずだったのに欠勤の補充のために駆り出されたオーブリーは、「空き家から悪臭がする」という通報を受けて現場へ。そこには今日出勤するはずだったジョーダン保安官が不倫相手とともに死んでおった!え〜!
その他にも、生意気な口を叩く小娘、ポルノサイト用写真を撮影していたカメラマンとヌードモデル、エロ聖職者、スケベ女とその彼氏など、クリスマスなのにけしからん連中を謎のサンタがボッコボコにぶっ殺していく。果たしてこの町に平和は訪れるの〜!?
【感想】
1984年に公開された「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」は公開当時「夢を壊す」という理由で子どもを持つ親からめちゃめちゃ反発されて公開中止に追いやられたいわくつきの作品なんだって。で、それの2012年リメイク版であるクリスマススプラッターで、監督は「キッズ・リベンジ」のスティーブン・C・ミラー。サンタの殺戮っぷりがめちゃくちゃ気持ちいい一品だったな。やや荒削りなところはあるけど脚本は割としっかりしているので最後まで飽きずに楽しく見ることができまっせ。
汚物は消毒だ〜!みたいな感じでとにかくぶち殺しまくるんだけど、一見無差別と見せかけて「クリスマスにふさわしくない行動をする奴」に限られているんですよね。聖夜=性夜みたいなことしか考えてない奴も粛清するので童貞らしさがあるのも良い。殺人予告として小さなプレゼントを前もって届けておくんだけど、何故か善良なおじさんであるオーブリーのパパにも届けられていて、何故なのか!という謎もしっかりと解明されて、なかなかどうしてうまくまとまってるな〜と思いました。
また、町の保安官もみんなポンコツで絶対太刀打ちできね〜っていう構図も笑えてくるのでいいですよ、平和ボケしてる感じで。ちなみに口が達者なジジイの保安官は、マルコム・マクダウェル(時計仕掛けのオレンジ)!ヌードモデルは「ゾンビーバー」で最後まで生き残ったコートニー・パームさん。全体的に殺され方はすごいんだけど、この人が一番凄まじかったな。かわいそう。
【予告】
【スティーブン・C・ミラー関連】
こっちもむちゃ面白いです