映画感想 - ヘルレイザー(1987)
★★★★☆
【あらすじ】
「組み替えることで究極の快楽が得られる」という伝説を持つルマルシャンの箱を手にしたフランク。そして粛々とパズルをいじくり回した挙句に箱を組み替えることに成功するが、その代償として肉体は粉々になってしまった。
数年後、フランクの弟ラリーは、死別した妻の後妻となるジュリアとともに兄弟の生家に引っ越してきた。新生活を喜ぶラリーだったが、荷物を運んでいる最中に怪我をしてしまい、屋根裏の床に滴る。その血が床に吸い込まれていった影響で、その夜なんとフランクが地獄から蘇ってきた!しかしフランクは骨と皮しかない人体標本のような醜い姿であった。
実はフランクと不倫関係にあったジュリアは、蘇ったフランクを完全な肉体にするために多くの血が必要と説明され、夜な夜な男を連れ込み、殺し、吸収させていった。そのことに気付いたラリーの娘カースティは、ルマルシャンの箱を偶然持って逃げ出し、さらに地獄からやってきた魔道士(セノバイト)たちと対峙する…一体どうなる!?
【感想】
30年前のカルト的な人気を誇るホラー。ピンヘッドを始めとする魔道士(セノバイト)のビジュアルが最高にカッコイイ〜〜〜〜〜!やっば〜〜〜。
このカッコ良さ、ちょっとえげつないレベルだったので、そりゃ根強いファンもいるのも納得だな〜と思った。もっといっぱい暴れまわるのかと思ったら、意外と出番は少なく後半30分ぐらいだったけどね。「地獄から蘇ったフランクが肉体を取り戻そうとする」ってところが基本的なストーリーで、つっこみどころもありつつフランクが死に物狂いで生きようとしている姿がなかなか印象的であった。復活してくるシーンもかなり鮮烈で見る価値はあると思う。
↑肉体がまだ戻ってないフランク
今見ると時代を感じる髪型や服装、ややしょぼめのCGなど見劣りする部分はあるけど、そのあたりに目をつぶればそれなりに楽しめると思います。とにかく魔道士たちの世界観と造形ビジュアルが余りにも凄い。まあファンは多いから今さら自分が言うほどのことでもないけどね。ところで続編がめちゃくちゃ出てるけど、面白いのかな?どんどんつまらなくなっていったらどうしようと思うと、なかなか食指は動かない。
【予告】